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40過ぎの私には、なぜVO2 Maxインターバル中心のトレーニングは不向きだったのか

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久しぶりにランプテストでFTPを測定したので、それも含めトレーニングの振り返り。まずは11月の練習総量。いつものようにTrainingPeaksのTimes in Power Zone解析。見やすいように各ゾーンに費やした時間を、分単位で大きな字で記載しました。 L4以上に滞在した時間は104分で、これは一週間当たり26分。この期間では、主にVO2 Maxインターバルメニューばかりやっていたので、L6が多い。インターバルのレスト時間や、アップがあるので、L1~L3の時間もそれなり。トレーニング総時間は660分で、これは一週間当たり165分(2時間45分)である。 VO2 Maxトレーニングを隔日で実施していたので、こんなものだと思う。本当はもっと一日量増やしたり、隔日ではなく週5くらいやればいいのだろうが、膝が心配という理由でこの期間は隔日のトレーニングにしていたし、一日当たりのTSSも50~60程度に抑えている。おかげで膝は痛くなっていない。 次に、FTP測定結果と履歴である。 赤の実線がVO2 Maxパワー(ランプテストでの1 min平均パワーのベストで推定)、オレンジの実線がFTP(Zwiftの20 min FTP testでの測定)、灰色実線が推定FTP(ランプテストで出したVO2 Maxパワーの75%)であり、これらは左の目盛りでプロットしてある。水色の線が体重で、これは右の目盛りでプロットしている。 11月下旬にランプテストで測定したVO2 Maxパワーが324wであった。したがって、そこから推定(75%)FTPは243wである。VO2 Maxは、前回7月下旬に測定したときが319wだったので、5w上がっていることになる(推定FTPは、3~4wの増加)。 トレーニング内容、VO2 Maxパワーと推定FTPの推移を振り返り考察すると、VO2 Maxインターバルトレーニングであっても、もう少し量を増やさなければ効果は見られない可能性がある。実は10月からVO2 Maxインターバルメニューをやっているので、約二か月ずっとこのペースでトレーニングをやってるのだが、思ったほど結果が伴っていない。 過去にFTPが伸びていた時期は、TSSも多くCTLを積んでいる時期だった( 過去記事参照 )。またそのような...

Wahoo KICKRメンテ

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Wahoo KICKR 2018 ver.をメンテした。最近、フライホイールの回転に合わせて異音がするようになった。カリッ、カリッ、カリッ...というような音。異音といえば、とりあえず増し締めかな、回転体なのでバランスが原因だったら厄介だな、と思いながら増し締めしたら治ったので、メモしておく。(自分の備忘録として書いているだけで、下記の方法をお勧めしているわけではありませんし、私はメーカーの人間でもありません。ですので、このブログの通りにやって治らなかったとか悪化したとか言われても、私は責任取れません。真似してみる方は、自己責任でどうぞ。) まず、ベルト部分をカバーしているプラスチックを外す。そのためには、表側三か所、裏側(フライホイール側)二か所のネジを外す必要がある。 裏側のもう一つのネジが映っていないが、持ち手に隠れて見えていない部分にある。細身のドライバーなら、KICKRの持ち手を付けたままでもこの部分のネジは外せる。 外したら、こんな感じ。 ②のネジでベルトの張りを調節している。①のネジは、そのプレート押さえ。③のネジで止めてあるベアリングが、ベルトとフライホイールをつなげている。音はフライホイールの回転に合わせて発生していたので、恐らく③のネジを増し締めする必要がある。ところが、③はベルトにより右上方向に引っ張られている。このまま増し締めして歪んでしまうと厄介なので、一度ベルトをゆるめることにする。ベルトのテンションを貼りなおす時の目安にするために、マジックで印をつける。 そして、②のネジを少し緩め(本当に少しで良くて、プレートが浮くくらい緩めてしまうと、①のネジが斜めになる余裕が生まれてしまい、①のネジが曲がる恐れがある。 ベルトのテンション緩めて、ベルトが外れた。では目的のネジを増し締めする前に、ちょっと掃除。 ロックタイトが付いてる。汚れはきれいにしておこう。改めてロックタイト着けて元にもどす。フライホイールが回らないように片手で抱くようにして抑え、ねじを締める。あとはベルトをはめてテンションを張り直して、テンション調節プレートを押さえるねじを締める。そしてカバーを付けて終わり。10分ほど乗って、スピンダウンしたら終了。 異音はなくなった。ここまで静かだったかとちょっと感動。納...

トレーニング進捗・解析(2019年8月と9月)

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TrainingPeaksでの解析です。私が最も重視している、Times in Power Zonesでの解析です。 二か月分でこの時間。家族持ちなので、8月は実家帰省その他、他の月より乗れません。実走でのライドに数回行っているので、おそらくそのせいでL1が多いです。どうしても信号待ちや下りがあるので、実走ではL1やL2が多くなってしまいますね。実走がトレーニング効率悪いと言われるゆえんかと。 L4が1時間35分、L5が8分、L6が8分、と合計してもL4以上の負荷は1時間51分しかない(二か月で)。一週間当たりに直す(8で割る)と、約14分。一週間当たりL4以上が14分、これはトレーニングなのかすら怪しくなってきた。実際は、8月殆ど乗れてなくて9月に乗ってるから、コンスタントに週に14分しかL4出していないわけではないんだけど。全部九月に乗ったとしても、一週間のL4以上滞在時間が28分になるだけ、これはやっぱり少ない。 なお、FTPテストはやっていないので、伸びたかどうかは不明。ローラーやってる感覚としては、伸びてないと思う。 10月はもっと乗ろう。

TrainingPeaksでのデータ修正のやりかた

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表題の通りのことの解説である。背景として、パワメデータでスパイクが出たり心拍計の不具合でありえない心拍数を記録すると、TSS値やピークパワー、ピーク心拍数の記録に影響があるのでそのままにはしておきたくない。かといって、ライドデータ破棄もしたくないという状況がある。 私は、TSS管理やパワープロファイル管理、心拍数プロファイルの管理にはTrainingPeaksを使っているので、TrainingPeaksでのデータ修正の方法を解説する(半分私の備忘録)。 これはローラーでトレーニングした際のログであるが、前半の心拍計測に不具合があり、ありえない数値が出ている。安定するまで10分ほどかかっており、大掛かりな修正が必要。まず、この画面(Map and Graphというらしい)にする。 次に、グラフ上で修正したい部分をマウスカーソルでドラッグしながら選択。すると選択された部分がハイライト表示されて、こうなる。 今回は心拍数データーを修正したいので、グラフ右上のBPMを一度クリック。するとこういう選択肢が出る。 ここで、Fixを選択(クリック)。すると、本当に修正するかの確認画面が出る。 ホントに修正したいのですか?確定前にプレビュー表示します。と書いてある。Fixをクリック。するとこのように、 修正された。だいぶ雑な修正(始点と終点を直線で結ぶだけ)ではあるが、まぁしかたないかな。これでいいなら、グラフ右側に出ている選択肢で、Applyを選択。やはり気に入らないやということであれば、Cancelを選択してやり直す。 今回は心拍数の補正を紹介したが、同じ方法でパワーのスパイクも修正できる。覚えておくとなかなか便利な機能である(というかたぶん必須の機能)。

Continental GP 5000クリンチャー

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コンチGP5000インプレです。 今まで履いていたコンチGPTTが、部分的にサイドがひび割れ、膨らみを持つようになってきた。乗っているとタイヤの周回に合わせてポコッポコッて軽く突き上げるのを感じるほどになったので交換。 1000キロも乗ってないのに(悲)。 コンチGPTTの感覚が好きだったので、もう少し持ちがよさそうなGP5000にした。ちなみに、コンチGPTTの何が好きだったかというと、転がり感と軽さ、パンク修理のしやすさ(ホイールにはめやすい)である。 しかし、6.5 barって、ちょっと圧が低めな気がする。一年ほど前に使っていたVittoria Corsa G+が高めの圧推奨だったので、それ以降どのタイヤでも8 barくらい入れているし、GPTTでも8 bar入れていた身としては、6.5 barで大丈夫か若干不安。 さて、インナーチューブはVREDESTEINを使って、タイヤをはめる。GPTTと大して変わらず、普通に苦労せずにタイヤはハマる。 空気圧は、やはり8 bar入れて乗ってみた。結果…固い!同じコンチなので大して変わらんだろうと思っていたが、GPTTに比べても固い。転がりは悪くはないのだが、GPTTと大差があるようにも思えない。軽さも、特に感じない。今まで履いていたGPTTがそもそも軽いからなのだが。 乗り心地は固いと感じるものの、今のままでも全然我慢はできるレベル。推奨圧に戻せばこれ以上柔らかくなるとすると、欠点とまでは言えない。走ってみた感じとしては。GPTTと大して変わらない。ではGPTTのほうがいいかと言われると。そうではない。GP5000に期待しているのは、持ちの良さだ。 GPTTと似たスペックで、倍以上持てば御の字である。私の環境でGPTTが1000キロ持たなかったことはショックだが、さすがにGP5000は2000キロは持つと思う。定期的、1000キロ程度ごとに、また振り返ってインプレを書いていこうと思う。 ファーストインプレッションの結論は、GPTTと大して変わらず、乗り心地は多分GPTTのほうがいい、程度である。

トレーニング進捗(2019年7月)

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さて、トレーニング進捗である。 富士ヒル直後(6/15)にランプテストでVO2 maxパワー測定して、それから一か月L5以上を意識してメニューをやってきた。7月にランプテストをやったのが7/21だったので、6/15~7/21の期間のトレーニング量を振り返る。TrainingPeaksで、この期間における各負荷の累積滞在時間を出すとこのようなデーターになる。 L4が3時間37分、L5が40分、L6が14分、合わせるとL4以上の負荷で、4時間31分である。期間は約5週間なので、一週あたりはL4が43分、L5が8分、L6が3分程度である。合わせると、一週間当たりL4以上の負荷を与えた時間が54分。正直あまり多くはない。理想的には一週当たりL4以上の滞在時間が2時間あってほしい。なお、この期間は実走はしていない。 7/21のランプテストでは、推定VO2 maxパワーが319 w、そこから推定するFTPが244 wであったので、伸びてはいる。以下は過去データ含めグラフ。 赤の実線がVO2 maxパワー(ランプテストでの1 min平均パワーのベストで推定)、オレンジの実線がFTP(Zwiftの20 min FTP testでの測定)、灰色実線が推定FTP(ランプテストで出したVO2 maxパワーの75%)であり、これらは左の目盛りでプロットしてある。水色の線が体重で、これは右の目盛りでプロットしている。 7月下旬から少し膝が痛むことがあるので、L5以上の負荷は控えようと思う。本当は三か月ほどはL5負荷をメインにしたトレーニングでVO2 maxパワー向上を狙いたかったのだが、痛みが出てきたので急遽またSSTメインのトレーニングにしようと思う。

今後のトレーニングを考える

前回のエントリ で、ここ一年半のトレーニングを解析した。それを踏まえると、FTP向上を目的とする場合はL4以上の負荷でどれくらい時間を積んだかが一つの指標になると考えている。具体的には、週当たり1.5時間から2時間を、このゾーンに費やすことでコンスタントなFTP向上が望めると予想している。ところが、VO2 maxパワーに対して現在FTPが来るべきところまで来ている(ホビーライダーとして)ようなので、まずはVO2 maxパワーを上げたい。すると、L5以上の負荷をメインに積んで、まずはVO2 maxパワーを上げる必要がある。 年間で考えると、まず三か月(7~9月)をVO2 maxパワー向上に使ってみる。その時点でVO2 maxパワーが上がっていれば、L4負荷メインに切り替えてFTPを上げていきたい。一方、もしその時点でVO2 maxが上がっていなければ、目的はVO2 max向上のままにして、練習方法を見直してみようと思う。 VO2 maxパワーは乳酸閾値よりも高い負荷になるといえど、有酸素運動の域を出ないのであるからして、最大心拍数近くで耐えるトレーニングがVO2 maxパワー向上には有効と推察している(ここは思いっきり憶測)。 私が良く使うZwiftのトレーニングメニューでは、最大心拍数近くを出しやすいのは ランプテスト である。 SST (med) では、その8~10程度下になる。2 x 15min FTPでも最大心拍近くには届かない。 ゴルビー や マッカシースペシャル ならばとも思うが、この二つは途中で挫折することが多く、最大心拍に届かない。 ランプテスト を毎回毎回やるわけにはいかないので、週に一度は ランプテスト をやるとして、別の日は ゴルビー で。もしくは、 ランプテスト に似せたメニューを自作してみるのも良いかもしれない。最大心拍数で耐える時間を長くするため、最大心拍数近くになってきたら負荷を上げず、一定の負荷でつづけるようメニューを組むのだ。考えただけで地獄のような気もするが、最大心拍数を出している時間を稼ぐにはいいメニューになるかもしれない。何はともあれ、まずは三か月、VO2 maxパワーを向上できるか挑戦してみる。 なお、食事制限やダイエットは必要ないと考えている。むしろ疲労回復のためにも、タンパク質と糖質は積極的に取ってみる...

振り返り;FTP向上に効いたのは結局L4だった?

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はじめに 富士ヒルを一つの節目として、これまでのトレーニングを振り返ってみる。基本的にまじめにトレーニング開始したのが、パワメとローラー導入した後である2017年の12月ごろで、同じくTraining Peaksを使い始めたのがその半月後くらいだったと思う。その辺りからだとFTPの履歴と、トレーニング内容を振り返ることが出来る。そのような都合から、解析対象期間は、2017年12月から2019年5月後半とした。最後が2019年の5月後半なのは、富士ヒル前2週間からテーパリングと称して意識的に練習量を減らしているため、その期間は今回の解析から省いた結果である。 期間の全体像 まず、期間の全体におけるFTPの履歴である。 水色の線が体重。オレンジがFTPで赤線がVO2 maxパワーである。FTPはZwiftの20分測定メニューで測定しており、VO2 maxパワーは、ランプテストでの1 minベストCPを採用している。 故障期間を境に、さらに期間①、期間②そして2019年1月からを期間③と分けた。期間③は、意図的にトレーニング内容を変えたので、期間を分けた。期間①と期間②は、単に故障前と故障後で分けているのだが、期間②のほうが、故障でロスした時間と焦りもあり、よりまじめに取り組んでいたと思う。期間①、②は順調にFTPが伸びているが、期間③はそうでもない。 では解析期間全体の、CTL推移である。 期間①は順調にCTLが上がっていき、故障期間で激減。期間②でもCTLが上がっていき、期間③では横ばいから下落基調。期間③には仕事の出張も複数入っていて、練習量としては仕方がない部分もあったのかも。 各期間のトレーニング内容 では、各期間のトレーニング強度を詳しく見ていく。まず期間①である。 おおよそ、6か月で149時間費やしている。一か月あたりは24.8時間との計算になる。各パワーゾーンに費やした時間は、上記棒グラフに記載している。L1が多い。外を走ると信号や下り坂でどうしてもL1が増えるので、そのせいだろう。よく外を走っていた時期でもある。この期間、L4以上の負荷は28.91時間、ひと月あたり4.82時間、一週あたり1.2時間である。 次に期間②の中身。 おおよそトータルで76時間。4か月半で76時間なので一か月あたりが...

Mt. 富士ヒルクライム2019 参戦(当日編 後半)

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富士ヒル参戦レポ、当日編後半である( 当日編前半はこちら 、 前日編はこちら です)。 10キロ過ぎて、シルバーはほぼあきらめた。あとはできうる限りのタイムを残すのみで、タレない心拍数を維持して登り続ける。いかんせん水しぶきと霧雨で視界が悪い。アイウェアにも飛沫が付いて、あまり役に立たないどころか視界が悪くなるので途中で外した。周囲を見ると、時々ステムにタイム表を貼っている選手を見かける。ゼッケンを見ると私と同じ出走組。彼らもまたシルバーはあきらめたのだろう。 淡々と登っていると、山岳スプリット区間がやってきた。ちょっと斜度が上がる、といっても8%もないくらいかな。その後、ほぼ平坦になってみんなスピードが上がる。ここはさすがに、と言う感じでトレインを組みだす。しかしローテーション含めうまく回っているところはなさそう。雨天でタイヤが水しぶきを上げるせいで視界が悪くなりやすく、トレインにしては少し車間を開けていることも影響しているだろう。ここは速度にして40キロ以上は出す場所と思っていたが、40キロ以上で走ると自分が一番前になる。ここで足を温存しても仕方がないので、あまり考えずにそのまま前を曳きたいだけ曳く。 ほぼ平坦の区間が終わると、少し登りっぽくなってトンネルをくぐる。三つある。三つ目のトンネルを抜けると、すぐそこにゴールがある。ほぼ平坦の区間から先は、ずっと出せるだけのパワーを出していた気がする。ゴール後、クリートを外す時に足がつりそうになった。 そのまま誘導係に促されるように、荷物受け取りに並ぶ。難なく自分の荷物を受け取り、着替えテントへ。テント内で着替えるが、ウェアが濡れているので脱ぎにくいし、受け取った冬物のウェアにも袖を通しにくい。ビブも冬物に着替える。次から次に人が来るので、着替えたらさっさと下山列に並ぶ。記念に一枚だけ富士山っぽいところで、自転車の写真を撮っただけ。 予報では気温6度と言われていたが、雨も降っているし思った以上に寒い。持ってきた冬物ジャケットは5度対応のレインジャケットなんだけど、履いてる冬物ビブと冬物手袋が雨対応のモノじゃなかったのが痛い。長居しても体力奪われるだけだしなぁと思い、早々に下山。 下山していると、雨が強くなってきた。リムブレーキのカーボンホイール(BoraやFulcrum Speedなど)の選手も多い...

Mt. 富士ヒルクライム2019 参戦(当日編)

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スタート前 さて、 前日編 にも既に書いたのだが、当日は雨である。霧雨~小雨程度で、土砂降りと言う感じではない。写真でF組の待ち周辺の写真見てもらうと、その具合が少しわかるかもしれない。 そしてこれが富士北麓公園前の道路。50人程度は登ったり下りたりしてアップしている。 係員は全員雨合羽を着ているところを見ると理解いただけると思うが、やっぱり雨なのだ。雨の中アップしても、大会開始(選抜組のスタート)から自分のスタートまでは20分はある。結局そこで体も冷えるだろうということで、自転車に乗ってのアップはせずに、場所取ったらトイレと散歩。じっと待っているよりは、散歩でも体温維持には意味がある。散歩中に数枚写真を撮ってみたが、高級車展示場の様相を呈している。 そして、スタートゲートを確認。ここをくぐって、レースが始まるのかと思うと少し高揚する。 そうこうしているうちに、選抜コースのスタートである。写真と動画でどうぞ。 さてさて、いつ移動が始まっても良いように、自分の出走組の場所へスタンバイ。よく見ると、出走組の中で前方に場所を取っている選手は、ステムにタイム表を貼っている。おそらくシルバー狙いなのだろう。つまりこの人たちに付いて行けば、トレインも上手く成立するかもしれないし、シルバー獲得もできるかもしれない。 レース開始~前半 「F」の立て看板を持ったオジサマが急に無言で歩き出した。スタートゲートまで移動だ。この時はアナウンスも何もない。選手のみんなもゾロゾロとついていく。ほとんどの人は場所取りの時の並びで付いて行くのだが、ここでいきなり割り込む輩も数名目撃した。前列から3列以内でそのような人が数名いるのだから、全体でみると結構いたのかもしれない。「F」組の選手は、着順ではなく個々のネットタイムに拘る人が多いと思われるが、そのこともあってか割り込みも生暖かい目で見つつ、トラブルめいたことはなかった。横を見ると女性選手。そうか、少なくとも今年の富士ヒルは選抜こそは男女で分かれているものの、それ以降はタイム別で分かれているだけで男女混成の出走組なのだ。 スタート位置へ移動が終わり。号令を待つ。すでに心拍が120前後。号令が鳴り、あおるような大音量の音楽が鳴る。しかしこれに連られて踏みまくってはいけないのだ。タイム...

Mt. 富士ヒルクライム2019 参戦(前日編)

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2019年6月9日(日)に開催された、第十六回Mt.富士ヒルクライムに参戦してきたので、日記的にレポートを書いておく(全部で、前日編、 当日編前半 、 当日編後半 、の三つの記事になりました)。 エントリー費はいくらだったか忘れたが、エントリー自体は大変じゃなかったことを覚えている。エントリー開始数日後でも、まだ空きがあったからね。 他のヒルクライムレースに同じく、前日午後が現地の受付(ゼッケンやタイム計測チップの受け取り)であるため、遠方の人は前泊必至。今年は、受付は6/8(土)の昼12時から夕方6時までである。なお、受付のために車で行っても、富士北麓公園には駐車できない。富士山パーキングか富士急ハイランドの駐車場を使って、そこから巡航バスで富士北麓公園に向かう必要がある。 地図を見ても、富士山パーキングの場所がよく分からなかったので、高速道路の出口から近い富士急ハイランドへ行った。駐車場の入り口では係りの人が富士ヒルの参加者か否かを確かめていた(富士ヒル参加者は、富士急ハイランドの駐車場代を無料にしてもらえる)。午後二時前くらいに富士急ハイランドへ着いたが、そんなに待たずに駐車できた。富士急ハイランドの駐車場からメイン会場の富士北麓公園陸上競技場へは、巡回バスが出ている。この巡回バスも、満席ではあったものの、すぐに乗れた。 ほどなくしてメイン会場に着く。6/8は天気も良く、サイクルエキスポを歩いて回るのが気持ちいい。天気予報が見事に外れ、少し暑いくらいだ。 今年は、ゴールである五合目まで運んでもらう荷物を、大会前日に預けることが出来る。大会当日に預けようとすると、当日朝の4:00~5:50が預け入れる時間なので早めに会場に入る必要がある。自分の出走時間が遅いのであれば、前日預けにしておいて当日はゆっくり会場に来たほうがいいだろう。といいながら、何故か当日預けでエントリーしていた私(当日預け or 前日預けは、大会エントリー時に選択する)。そんなことで前日は荷物預けもなく、サイクルエキスポでの買い物予定もなく、受付してゼッケン頂戴したら早々にホテルへ向かった。 ホテルに着いたのが午後3:30頃。夕食付きの宿泊プランにしていたため、夕食までゴロゴロしながら持ってきた本を読む。夜は早めに寝たいので、昼寝しないように頑張る。時間が来たら、食...

FTPと体重履歴

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FTP履歴にVO2 maxパワーの履歴も付けて、今回からさらに体重履歴を付けてみた。体重は毎朝測定して、ガーコネに入れていたので、過去のデーターをそこから引っ張り出してエクセルへポチポチ打ち込んで作成した(このくらいのグラフはトレピで自動で作れるようになってほしいなぁ)。 オレンジの線がFTPで、赤線がVO2 maxパワー(左目盛)。青線は体重(右目盛)。 FTPの伸びが止まったのは、体重落としが始まってからなのが明白。減量しながらFTP上げるのって、言われてるように難しいのね。もともとそんなに絞っていたつもりはない(といっても太ってもいなかった)から、絞りながら筋力向上は可能だと思ってたけど、ダメだったか。 もし減量せずにそのまま続けていれば、FTPはもっと伸びたかもしれないとは思うが、FTPの伸びはそれまでも一か月で5 w程度であったことを考えると、5か月間で上がっていたとしても20~25 wである。もし、20 w上げれていたと仮定したら、今頃は体重64キロにFTP260 wで四倍強ってとこ。現実は減量したから、体重60キロにFTP235~240(最近はVO2 maxパワーしか測っておらず、VO2 maxパワーが変わってないからFTPも変わっていないと推定すると)で、四倍弱。そう考えると、減量せずに体重維持でやってても良かった気がする。 この程度の体重、パワーなら、減量のメリットってあまりないんだね。

プレワークアウト(粉モノ)レビュー

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プレワークアウトとは何かというと、主に筋トレ界隈で使われると私は理解しているが、ワークアウトの前に摂取することでワークアウトをいつもより追い込めるようになるサプリである。メカニズムは、集中力アップ目的でのカフェイン、筋への血流維持促進目的でシトルリンやアルギニン、そして筋力維持のためのクレアチンなどが主な成分として入っていることが多い。 結構気になるのが、成分含有量。プレワークアウトと呼ばれる製品群でも、モノによってはそれぞれの成分の含有量が異なる。中でも私はカフェインの量に気を付けて製品を選んでみた。夜トレーニングすることも多く、その後寝れなくなると困るからである。さらに、私自身カフェインが効きやすいのか、日常生活でコーヒーを立て続けに三倍ほど飲むと、心拍が上がって落ち着かない感覚に陥ったり、手先が震えることすらあるので、そうならないように。 ちなみに、コーヒー200 mLには、カフェインは80~120 mg程度入っていると言います。では、これは? 答えは、155 mg。つまりコーヒーにすると1~2杯程度。その他の成分も後々気になるだろうから、成分表を備忘録的に貼っておく。 実際に何度か使ってみた。プロテインシェイカーを使って200 mLの水で作ってみる。難なく解ける。味はパッションフルーツ風味、だけどちょっとエグみが…。飲んで10分くらいすると、腕の皮膚がチリチリしてくる。若干不快と言えば不快だが、運動していれば、気にならなくはなる。変な動悸や指先の震えは出なかった。 飲んで10分後くらいから、Zwiftでワークアウト。普段クリアできたりできなかったりするメニューを選んだ。結果、最後までクリアできたんだけど、普段よりも集中力が続いたので乗り切れた感じ。いつもよりパワーが出るかはよく分からない。別の日に、同じくZwiftでFTPテストをやった。結果は、プレワークアウトなしと変わらず。また別の日、普段はクリアできないワークアウトに挑戦。これは結局クリアできなかったが、いつもより粘れたのは間違いない。ローラーから降りる時、久しぶりに足がつったので追い込めていたのだと思う。翌日の筋疲労は、プレワークアウトなしと変わらず。 この手のモノには味は期待していないし、味的にはこれで十分。皮膚のチリチリ感は、調べるとベータ アラニンの作用による...

BORA 50 tubularホイールインプレ

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これまでのホイール遍歴は、完成車付属鉄下駄→レーゼロアルミ→BORA 50 tubular、である。鉄下駄では数千キロ、レーゼロは1万キロ以上走っていて、BORA 50 tubularはヒルクライム含め200キロほどの使用である。 重量 公称値は以下の通り。  -Bora One 50 ; 1265g  -Bora Ultra 50 ; 1215g  -レーゼロC17 ; 1518g これだけ見ると、250~300g近く軽い。ここでタイヤ(CLは更にチューブも)含めた重さを計算してみる(どちらもレース使用想定のタイヤで計算)。  -レーゼロC17 1518g  -Continental GPTT 25C 190g  -Verdefine latex tube 50g  -合計1518g + 240g x 2 = 1998g 一方でBORAにチューブラータイヤを履くと、  -Bora One 50 1265g  -Vittoria Corsa G+ 25T 280g (実測294g)  -リムテープ 15g  -合計1265g + 310g x 2 = 1885g なんと、その差が120g程度になってしまう。チューブラータイヤは重いのだ。ホイール+タイヤで120g違えば軽さを感じるだろうと思いきや、実はあまり感じなかった。鉄下駄からレーゼロに変えた時は、乗ってて明らかに重量差が分かり感動したものだが、今回は軽さに関する感動はない。 剛性 カンパのG3組、評判通り横剛性が低いようだ。これまでレーシングゼロを使っていて、意図せずにシューがリムを擦ったことは一度もないが、BORAだとこれが起きる。シューとリムのクリアランスの設定は、レーゼロを使っている時と全く同じ。カーブで車体を倒したときやダンシングで車体を倒したときに、BORAだとシューがリムにタッチする。少しクリアランスを広めに取ればシュータッチは解決ではある(写真は、シュータッチしないくらいまでクリアランスを広げた後)。 ちなみにフレームにホイールを付けた状態でホイールのリム部分を横から手で押すとリムがたわむが、レーゼロとBORAではそのたわみ度合いが全然違う。BORAは簡単にシューに触るまでリムがたわむが、レーゼロはそうはいかない。 シューのクリアランス広...

パワメ買い替え

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突然だけどパワメを買い替えた。私のペダリングでは左右差が殆ど無いことが分かっていたし、あまりゴテゴテとした見た目も好きではないこともあり、そして何よりもセール中で安かったのでこれにした。 今まで使っていたPowerbeatのパワメは、これにて晴れてお役御免。一年くらい使ったかな。値自体は正確で、少しズレてるかなと思ったらWahoo KICKRでパワーを同時測定して合わせていたので、正確性に問題は感じていなかったけど、時々KICKRと合わせるその作業自体が面倒になったのと、見た目がやっぱりゴチャっとしていて好みじゃなかったってのが買い替えの主な理由。 4iiiiのパワメは電池式で、見た目も非常にシンプル。正確性はもちろん申し分なく(すでにKICKRと比較した)、左右差があまりない人にとっては4iiiiの左足パワメが、値段を考えてもベストバイなのではと思っている。いや、ほんとうならね、本当ならFC-R9100-Pがあると良いなと思ったりするのよ、時々ね。

GROWTACサポートサイクリスト

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GROWTACサポートサイクリストの募集がかかっている。GT-Roller M1.1が破格で入手できるそうだ。同機材を使いトレーニングやレース時のアップをやって、ブログやSNSなどで発信することが条件らしい。詳しくは本家サイトで。 GROWTAC サポートサイクリスト募集のお知らせ これはちょっと心惹かれる。何故かって私が使っているローラーはWahoo KICKR 2018 ver.で、これって使用時には電源が必要で、つまりレース時のアップには使えない。しかも毎回車に積んで携行する程、手軽なシロモノでもない。一方、GT-Roller M1.1の紹介動画を見てくれたまえ。レース時のアップ用に作られたようにも見えるこのコンパクトさ。固定は前輪だけなので、後輪は実走時と同じ。これは地味に重要で、大会アップ時にディレイラーの不調を発見できるし、調整が必要になっても簡単に出来ることを意味する。ダイレクトドライブのトレーナーだと、こうはいかない。 うーん、欲しい。欲しいぞGT-Roller M1.1を。しかし、サポートサイクリストに当選したとしても5万の出費か。KICKR買っちゃってるし、5万ってクランクのDura化も出来そうな金額である。ここは涙を呑んで見送りかな。

FTPの記録

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さて、毎月一度はFTPを泣く泣く測定しているのだが、その結果を久々にメモしておこうと思う。FTPが伸びていないので、この記事を書くモチベーションが萎えてしまいそうだが、まずは現実を直視してトレーニングを考えるカテにしようと思う。さて、グラフである。 グラフの見方は、縦軸がパワーで横軸が日付。点線は、PWR約4倍であるFTP 250w到達までの線を仮定で引いている。富士ヒル(2019年6月)までに達成するなら灰色の点線より上側に延びればいい、という具合である。青の実線はFTPの実績。今回から、FTPのはるか上に赤い線が見える。これはVO2 maxパワーだ。 VO2 maxパワーは5分全力走から出すのが筋なのだが、種々の事情で、つまり根性の不足のため、ランプテストで出している。FTPは20分走から出している(どちらもZwiftのメニュー)。VO2 maxパワーから推定FTPを算出する式はあるが、それは使っていない。FTPはFTP測定のための20分走メニューで出していて、VO2maxパワーはランプテストで出している。 いまの私は、VO2 maxパワーの80%がFTPになっている。 モノの解説によると 、FTPはVO2 maxパワーの72~77%くらいらしい。これをそのまま解釈すると、私の場合はFTPに対してVO2 maxパワーが低いということになる。このままFTPを伸ばす前に、VO2 maxパワーを伸ばすべきなのかもしれない(出来るかどうかは別の話として)。 2018年の8月からは、ローラー乗るときは殆どSSTばかりやってきた。いいかげんFTP以上の負荷も積極的に与えて、VO2 maxパワーを伸ばすべくトレーニングをしてみた方が良いタイミングなのかもと思い至り、今月からトライしてみる。運動後のアイシングとストレッチは欠かさず、再度膝が痛くならないようにはケアしながら。 FTP履歴 2018/11/25 トレーニング結果まとめ

BontragerのBlenderにCATEYEのライトをマウントする

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この度ハンドルを交換した。Bontrager製のハンドルにした。ボントレガーというとTREK専用パーツブランドのイメージが強いが、規格さえ合えば別メーカーのロードバイクで使っても問題ない。 なぜボントレガーを選んだか?それは私がTREKに乗っているからではなく、Blenderシステムというサイコンその他のマウントをスマートに出来る秀逸なシステムを使いたいからだ。ハンドル周囲のマウントでは、それ専用メーカーとしてRec mount(レックマウント)社が便利なパーツをたくさん出しているので実用上困ったことにはなっていないが、どうせハンドル交換するなら、という趣向である。 非常に簡単に言うと、Blender対応ハンドルとステムを使うことで、ステム接合部にマウント用の台座を付けることが出来る構造になっている。この紹介ムービー見ると、なんとなくわかると思う。 さて、よく見て欲しいのだが、ステムから飛び出している台座の形状は、Go Proマウントと同じ規格(以下GP規格)である。そのマウントに対して、「GP規格 - Garmin規格」のマウントを接合すると、ガーミンを付けれるようになる。同じように、「GP規格 - ライトマウント」を接合すると、ライトが付けれるようになる。 しかし一つ落とし穴が。ボントレガーで扱っているBlender用ライトマウントは、ボントレガー製のライトしか装着できない。キャットアイのライトを使っている場合はどうするか?ボントレガーのライトを買いなおすか、マウント変換をするか、である。 レックマウント社製のマウントを探せば、様々な規格を変換するアダプターがあるのでそこで探してみると、キャットアイのライトマウント規格とGP規格のアダプターがあった( amazonリンク )。 使うには、キャットアイのライトマウント用台座が必要なので、キャットアイのライトを買った時に付いてきたこれをこうする。 そして、こう。 出来上がったものは、キャットアイのライトをマウントでき、なおかつGP規格でハンドルに結合できる。 あとは、Blender側がGP規格なので、そこに付けるもよし、ライトの長さの分前に出したければ、「GP規格 - GP規格」のエクステンション(これもレックマウントで扱いがある amazonリン...

お気に入りの粉モノ紹介

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ドリンクのレビューである。レビューも何もはっきり言って味で選べばと昔は思っていたが、どうやらそうでもないらしいということで、私の愛用のドリンクを紹介する。 アミノバイタル クエン酸チャージ 恐らくアミノバイタルファミリーの中では異色の製品で、クエン酸配合が一番の売りである。クエン酸自体はアミノ酸ではないのだが、分岐鎖アミノ酸であるBCAAも、しっかり配合されている。分岐鎖アミノ酸は筋肉に多く含まれるアミノ酸ということで、筋肉を消耗するスポーツには分岐差アミノ酸の摂取が「効く」とされる。 さて、製品の紹介はこれくらいにして、私の評価は「まぁいいかな」程度である。価格の安さ、水への溶けやすさ、薄めに作っても(500 mLに溶かすところを700 mLに溶かす)普通に飲めるあたりはプラス。味が人工的で酸味がある。CCレモンの炭酸と甘みを失くした感じ、と言えばわかるだろうか。この製品自体の味は問題ないのだが、長く使いすぎたせいで、この味を感じるとハードなローラー練を思い出して良くない。またこの酸味が立つ味わいが、嘔吐物っぽく感じなくもなく、そう思い始めるともうダメ。製品自体は悪くないのだけど、飽きやすい味ともいえるかもしれない。また、甘味が殆どないせいか、飲んだ時のご褒美感はない。 VAAMウォーター よく分からん製品だけど、これもアミノ酸飲料と思う。BCAAは、バリン、ロイシン、イソロイシンなのだが、それらも配合されている。またVAAMシリーズは、体脂肪をもえやすくする独自のアミノ酸配合と謡っているが、BCAAも含まれているようだ。VAAMシリーズは、飲むと発汗が凄いという人もいるが、私は特にそのようなことは感じない。味的にはグレープフルーツ系で、ポカリスエットに近い。甘味もあり、飲んだ時のご褒美感が少しある。結構気に入っている。 アミノバイタルGOLD 運動中に飲むドリンクではなく、運動後にサプリ的に飲むもので、粉薬を飲む要領で飲む。ただし、量がそれなりなので一気に飲まず、二度に分けて飲むと良いと思う。味は正直言うと美味しくはない。えぐみというか、苦みを感じる。水で流し込むので気にはならない程度ではある。疲労回復に効くとのことだが、実際その実感はある。 プロテイン これは色々なものを試しているが、いまはS...