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Powerbeatデータ解析

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WatteamのPowerbeat関連では三度目の記事である。ローラーの上で漕いでいる時の左右バランスと、実走の時の左右バランスを比較してみたので、その備忘録。なお、Garmin Edge 520Jでデータを取り、ガーミンコネクトでの解析である。 まずは、ローラー(三本)の上で20分程度漕いだ時のデーターがこちら。 ずーっと同じレベルの負荷で、ローラーなのでもちろんずっと漕いでいる。美しいくらいに左右バランスがそろっており、ほぼ常に50%-50%である。たまにそうなっていない部分は、ギアを変えた瞬間である。 次に、実走時のデーターがこちら。 実走なので下り坂もあり、漕いでいない時間帯もある。平地メインで緩い起伏がある道を、これも20分程度乗った時のデーターである。パッと見、とても汚い。左右どちらかの足が100%近くになっている部分があるが、これは一度ケイデンスがゼロになった後に再度漕ぎ始めた時なのだと思う。これは信号もある一般道であれば仕方がないでしょう。ところが、コンスタントに漕いでいると思われる時間帯でも、左が60~65%程度で一定になっており、右足より左足で強く漕いでいるようだ。 これは軽くショックである。ひょっとすると、このライドでは、たまたま座る場所が悪かっただとか、道路の傾きやカーブの向きなど、何かしらコースの特性のせいかもしれないとも思ってしまう。 それでは、別の日の別のコースのデーターを。これも20分程度。 もうだめ。確定ですね。どうやら私は、左足のほうで強く踏んでしまう癖が付いているようだ。三本ローラーは無意識でも傾きそうになったら反射的にバランスを取るからか、今のままでも左右差に問題はない。ということは、実走でも左右バランスを意識して練習することで、このいびつな左右差は矯正できるものだと信じたい。 話はそれるが、私は腰痛になることがある。年に二度ほどではあるが、その時は決まって左から痛くなる。左半身に負荷がかかりやすいのか、力を入れすぎるのか、カラダとしての左右の使い方の差があるのだと思っている。ひょっとして、このペダリングパワーの左右差も、腰痛が左から始まるのと同じことに起因しているのかもしれない。ペダリングの左右差を直して、結果として姿勢も体の癖も左右差が無くなれば、腰痛が解決…すると

WatteamのPowerbeat使ってみた

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前回はWatteam社のPowerbeat購入と組付けを紹介したが、今回はレビューと相成りたいところ。しかしレビューやインプレを書くほどには使い込んでいない。せいぜい数日程度ローラーで使ってみたり、実走で軽く流してみた程度である。本来ならば峠も走って累積数百キロは走らないと、レビューと言うのもおこがましい。したがって今回は、簡単な感想というところで、ご理解いただきたい。 接続関係。つまりBluetoothでスマホにつないでのゼロ点補正と、ANT+でGarminと接続してのデータ取りである。接続は数秒で認識される。パワメの電源を入れるため、ペダルを手で数回回せば、すぐコネクトされる。この時のペダルの回す方向は逆回転でもOK。ストレスフリーである。 取ったデータの解析。これは楽しい。パワメの機能というよりGarminの機能といった方が正しいだろう。左右パワーバランスやトルク効率、TSSが表示されると単純にうれしい。以下はGarmin Connectのサマリーページのキャプチャである。データはローラーで十数分走った時のものである。 TSSが低いのは、時間も短いし負荷も強くはないからですね。左右バランスは、実のところは実走ではもう少し悪いが、このデーターは三本ローラーだからか左右バランスが良い。三本ローラーはバランス悪いと車体が傾くし、無意識ながらも実走以上にバランス取りながら漕いでいるようです。 そして、心拍データーとパワーのOverlayをしてみる。 もちろんだが、負荷を増やすと心拍数が上がるのだが、その間にタイムラグがある。また心拍が上がった後、負荷を一定に保っても心拍がだんだん上がる。このようなことが起きるから、トレーニングの強度をデザインするには、心拍だけではなくパワーも測れる方が良いのだろう。もちろんパワートレーニングで使うパラメーター(FTPやTSS、NPなど)が毎日使えるのは、言わずもがなのメリットである。 パワメのレビューといえば、その正確性に関しても何か言いたくもあるのだが、いかんせんリファレンスとなる別の(できれば実績のある、ある程度有名な)パワメを持っているわけでもないので、その点に関しては残念ながら私は何ともコメントできない。 余談ながら、Watteamは何と読むのだろうか?「ワッティーム」だろうか「ワッ

WatteamのPowerbeat(両足パワメ)購入

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さて、Garmin買ってトレーニングをしていると、自然とパワメが欲しくなる。これは恐らく自然の成り行きのようなもので、あるいはGarmin社のマーケティングが巧妙なのかもしれない。理由はどうあれ、私はパワメを欲しくて欲しくてたまらなくなり、気が付くと毎晩パワメをネットで物色する日々を送っていた。このままではトレーニングに支障がでる、もとよりトレーニング時間が減っていると思い、パワメを買うことにした。 パワメのタイプやメーカーは色々あるのは皆さんご存知の通りで、買うと決めてからも選定にそれなりの時間がかかった。クランクを変えても使い続けることができるので、ペダルタイプを欲しかったが今回は見送った。なんせ10万円コースである。自分の現状を冷静に見直すと、私はパワメ初心者であり、今後どの程度使い続けるかも不明である。したがって、まずは両足測定できる最安のものを探してみた。新進気鋭のパワメメーカーと思われる、米国はカリフォルニアのWatteamからPowerbeatという商品名のパワメが販売されている。クランクのひずみからパワーを測定するタイプだ。他社のパワメとの大きな違いは、自分で組付ける必要があること。英語の記事やメーカーのHP見ると、確かに手間はかかりそうだができないこともなさそうだったので、販売店より買ってみた。残念ながら日本代理店はないようなので、日本に発送してくれる北米販売店からの購入である。 Watteam社の HPはここ 。日本発送してくれた 販売店はここ 。販売店は、Watteam社のHPからリンクされているので、アブないところではなさそうである。 販売店のHPからオーダーすると、国際郵便で届く。一週間もかからず届いたが、関税だか消費税だか、受取時に2000円ほど取られた。しかしそんな些細なことはどうでもよい、これが手元に届いたのだ。 んー、箱がでかい。もう少し小さい箱なら送料がと思わなくもないが、商品としては5万円前後するので、ある程度は威張りの効く箱も必要なのだろう。輸送用段ボールから出して、箱を引き出す。 皆で石畳を登っているカラー写真は箱のカバーのようなもので、中身の実体がスポッと抜ける。で、実体の段ボールをさらに開ける。 箱の作り上、パワメ本体が中央に鎮座するようになっている。パワメ本体はひずみを検出するセンサ