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1月, 2019の投稿を表示しています

井村屋スポーツようかんは、なぜ補給食に不適なのか

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タイトルで既に補給食には不適と烙印を押してしまった井村屋のスポーツようかんだが、なぜ私がそう思ったかを解説しよう。 入手性  コンビニでは扱っていない店舗も多いが、Amazonでの扱いがあるので入手性は良いといえる。また値段も、40gの10個入りで1000円弱とリーズナブル。入手性も値段も問題なし。 携帯性  これも問題なし。バックポケットに楽に入る。入れようと思えば、一つのバックポケットに10本入る。結構重いからやらないけど。 味  微妙である。井村屋は別シリーズで普通の羊羹(ミニようかんなど)も作っている。そのミニようかんの味はとっても美味しい。その味を知っていたから、井村屋が作っている、このスポーツようかんを試してみたのだが、味にはちょっと裏切られた。一言でいうと、羊羹っぽい味がしない。 開封容易性  これがイマイチ。パッケージには、グッと押すと頭からニューっと出てくるように書いてあるが、そんなうまいこと行かない。一押しでは出ない。何度か押しながら、押す位置をだんだん上に詰めていき、絞り出す感じでないと出てこない。片手で出すには、かなりのコツがいる。厳冬期用サイクルグローブを着用したままでは、まず無理と思った方が良い。素手であっても、ロードバイクで走りながらこの羊羹を開封するには、結構危険を伴う。 製品レビューは以上だが、補給食に向かない理由の第一は、開封性の悪さである。この羊羹は片手で出せるようで出せない。両手離しやれば羊羹は出せるが、そんな乗り方して食べる補給食は補給食失格だ。じゃぁ止まって食べましょうとなると、止まって食べるなら美味しいミニようかんでいいじゃないか、となるわけである。もとい、止まって食べるなら、プロテインバーでも何でもいいわけだ。 さすがに金額も金額だし、買って損したとまでは言わないが、補給食としてはあまり役に立たなかったな、というのが本音である。

カステリ ベロチッシモ IV ビブショーツ

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またウェアのレビューなのだが、今回はカステリのビブショーツである。なんでわざわざ今更とも思わなくもないが、先般購入したCastelliのVelocissimo IVが(もちろんカステリのフラッグシップではないのだが)思いのほか良かったのである。何がいいって、裾の仕上げと生地、そして値段。以下、順に説明しよう。 まず、ビブショーツの裾の仕上げが、これまでのものと異なる。切りっぱなしで、なおかつ滑り止めが雑に縦に入っている。よくある(ショーツのメイン生地とは異なる)伸縮性のある裾を使った仕上げとは異なり、メイン生地がそのまま先端まで来て切りっぱなしなのである。そしてすべり止めが縦に雑に。写真を見た方が多分早い。 ぱっと見は安っぽいわけだが、履いてみると裾の締め付け感もなく、裾だけ別素材で作るより変なつっぱりがない。滑り止めもこの程度の配置で必要十分である。正直滑り止めの配置にはコスト削減感は否めないが、ズレてくることはもちろんない。着用時に面倒なくらいに肌にくっつく感じもしない。 さて、特筆すべきはその生地である。私が持っている他のビブに比べ、生地が「ごわっ」というか「パリッ」という感じがする。肌触りも「さらっ」という具合である。一方、それでいて十分の伸縮性がある。初めはちょっとこの生地に馴染めなかったが、使っていると何とも良いのだ。サドル上でのスベリが良いのが、私が一番気に入っているところ。また、これまでのビブだと何度か使うとサドルとの接触面が毛羽立ったりしていたが、この生地は全くそんな気配はない。耐久性がよさそうだ。 肩ひもの良しあしは、よく分からない。他のビブと変わった感じはしない。サイジングはこれまでのカステリの商品と同じだ。 季節外れだったためか、値段も海外通販で8000円程度で購入できた。この価格も含め、かなりいい買い物だったと思う。 関連記事 DHBやSANTIC含め、手持ちウェア類のレビュー(備忘録的)

STRAVAルートビルダーとGarmin Edgeで簡易ナビ

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前々回は、 ルートラボでルートを作成し、GPSデータを吐き出させ、Garmin Edgeにインポートして簡易ナビする方法 を書いた。今回は同じ目的のことをルートラボを使わずにSTRAVAでやる方法。STRAVAでアクティビティーや区間データーが既にある場合、わざわざルートラボで書かなくても良いので、こちらの方が面倒でないという利点がある。 超簡単に書くと、(1) STRAVAでGPXデーターを吐き出させる、(2) GPXデータをGarminに取り込む、である。 (1)には、(1a) STRAVAアクティビティー記録を基に出す方法と、(1b) STRAVA区間データーを基に出す方法、がある。さらに、ライド記録もなく区間データもない場所のルートを引きたければ、(1c) STRAVAルートビルダーを使って自分でルートを作成すること、も可能であるが、これはルートラボとほとんど同じである。順に説明しよう。 では、(1a) STRAVAのアクティビティー記録を基に、GPSデータを作る方法。STRAVAにログインし、ルート化したいアクティビティーを表示させる。これは他人の記録でもOKだ。アクティビティー情報表示画面で、地図上の「↓GPX」ボタンを押す。 保存先を聞かれるので、適当な場所を指定して適当な名前で保存。 (1b)区間データを基にGPXデータを出す方法。まずルート化したい区間をSTRAVAで表示させる。これも他人のデーターでも出せる。まずは、アクティビティー表示画面で区間を選択し、区間詳細がプルダウンされたところで「分析」ボタンをクリック。 次の画面で、スパナアイコンをクリックし、出てくるメニューの中から「GPXをエクスポート」を選択し、適当な場所に適当な名称でファイルを補完する。 (1c) STRAVA上でルートビルダーでルートを新規に作る方法。STRAVAのメニュー「ダッシュボード」にある「Myルート」を選択。行先の画面左上には、オレンジ色の「新しいルートを作成」ボタンがあるのでクリック。 すると、地図の画面に移動する。ここから先はルートラボとほぼ同じ。自分が過去に通った道や、おそらく他人も含めよく使われる道順が優先して引かれている気がするので、地域によってはルートラボより優秀かもしれ

チェーン交換

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チェーンが汚い、洗浄しよう。でもその前に、最近シャリ感もあったし、ちょっと測ってみるかで愕然。こちら、0.75%の伸びを確認するの図。 かなり病状は進行している模様。恐る恐る1%の伸びを確認すると、 ああ、何の抵抗もなくスポット入ったよ。完全末期状態のチェーン。ここまで使えばチェーンの神様も許してくれるはずだ。そのかわり、スプロケとチェーンリングの神様には怒られること請け合いだ。本来なら、削れた(伸びた)チェーンは他の部品の摩耗を防ぐためにも、さっさと交換。 交換に必要な工具は、チェーンカッターと新品チェーン、コネクトピンのみである(私はコネクトピン派で、特に理由がない限りはミッシングリンクは使わない)。 新品チェーンは長すぎるので、適切な位置で切って使う。ではどの長さで切るか。チェーンの適切な長さを測る方法が、シマノのマニュアルにも記載があるらしいのだが、そんなの見なくとも今使っているチェーンで長さ合わせりゃいいじゃんと思う私。で、実際シマノマニュアルのやり方でチェーンを測ったことがない。なんなら、今使っているチェーンのリンク数で合わせるのが間違いがないとさえ思う。 長すぎる新品チェーンを切る時、長さ以外にも気を付けるべきことがある。新品チェーンの両端をまじまじと見て欲しい。片方はアウターリンクで終わっていて、もう片方はインナーリンクで終わっているはずだ。そしてチェーンを適正長に切るときに、切って捨てる側はインナーリンクで終わっている端のほうである。 理由は、アウターリンクに二度ピンを通したくないためである。アウターリンクがピンを止めている役割を担っており、そのアウターリンクの穴に何度もピンを抜いて通して…緩くなったら危険である、というのが根本の考え方。 さて、そうこうしているうちに、チェーンがコネクトされた。 この出っ張りを、ペンチなどでつまんで「ボリっ」と折り取る。これ、結構力がいる。初めてやった時は、チェーンが曲がってしまうかと思った。そして、完成図。 うん、これがチェーンのあるべき姿。そういえば、チェーンには表裏があるから、装着する際は気を付けるべし。ロゴなどが書かれている面が、外から見えるように付けるのが正解。写真見て分かる人は分かる、Dura-Aceのチェーンである。チェーンくらいDura-A

ルートラボとGarmin Edge 520jで簡易ナビのやりかた

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ルートラボをご存知だろうか。出発地点から目的地までのルート(道順)を自分好みに描けるYahoo Japanのwebサービスである。Yahoo Japanのサービスは数あれど、一番利用価値のある(他に代替の効かない)シロモノだと私は思っている。ルートラボ、使い方は至って簡単で、しかも道中の勾配データーも分かる優れものである。 道順確認だけならGoogle Mapと、Googleストリートビューを使えばいいが、ルートラボは一度引いた道順をExportでき、Garmin Edgeに取り込ませることで道案内をさせることができる。Google MapとGoogleストリートビューと併せて使えば、パソコン上である程度下見とナビの準備ができる。 今回は、ルートラボで引いた道順をGarmin Edge 520jに取り込み、ナビをさせるやり方について解説(というか私の備忘録)。 まず、 ルートラボは、ここ 。登録して使えば、過去に自分が作ったルートを簡単に呼び出せたり、他人様が作ったルートをお気に入り登録することもできる。 例えばこれは、富士ヒルのコースである。このような有名なコースは、過去に誰かさんが作ってくれていることが多い。 もちろん出発地点から目的地に向かいルートを自分で引きたい場合は、自分で作ることもできるしそのケースが多いと思う。使い方はシンプルで、ここで説明するより使ってもらった方が早い。 Google Mapなどは、スタート地点と目的地を最初に設定して複数のルートを自動で引かせるが、ルートラボはスタート地点から自分が通りたいポイントを選び、それらを自動で線でつなぐことにより、ルートを引きながら目的地までを辿る。線でつなぎながら引くと言っても自動で道路に沿って引いていくので、操作はクリックしていくだけである。 ルートラボで作ったルートを保存せず、Garmin Edgeに取り込ませる目的でExportしたいだけなら、Yahoo Japan IDは不要である。作成した、または作成中のルートを保存したいならば、Yahoo Japan IDが必要。 では、Exportの手順である。ルートラボでExportしたいルートを表示させる。画面を下方へスクロールさせると、GPXでダウンロードさせる選択肢が出てくる。 クリックすると、ファイルの

TrainingPeaksとSTRAVAの有料版比較

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トレーニング解析目的で、TrainingPeaksとSTRAVA有料版を比較してみた。何のことはない、TrainingPeaks年間メンバーシップの更新時期が近いので、もっと安いオルタナティブが無いものかと探しているのだ。STRAVAはいつも使っているし、STRAVAでパワトレのデータ解析もできれば便利かなとも思った次第。では、まず似た機能から比較していく。 一定期間のCTL、TSBのチャート まずは、TrainingPeaksのものから。 青い線がCTL(Fitness)で、オレンジの線がTSB (Form)、ピンクの線がATL (Fatigue)、赤いドットがTSSである。表示期間は最短で7日分、最長で2年分。一か月、三か月、半年などなども可能で、さらに手打ちで表示期間のカスタムが可能。 こちら、STRAVA summitのもの。 太い実線がフィットネス(恐らくCTLと非常に似た意味を持つものと思われる。STRAVAでは心拍も加味して数値を出している気がする)。薄い線二つが、疲労とフォーム(それぞれATLとTSBに似た意味を持つものと思われる)。表示可能期間は6か月か1年間か、全期間のみ。 パワーカーブ(ピークパワーカーブ) こちら、TrainingPeaksのもの。 横軸に時間、縦軸にピークパワーを取ったグラフである。どの時間、どの程度のパワーが持続するかが分かる非常に便利なグラフである。期間を指定して二つのグラフを重ね合わせることができ、これを見てどこが強くなったか振り返りやすい。指定する期間も、CTLのチャートに同じくカスタマイズ性は高い。 こちら、STRAVA summitのもの。 こちらも、期間を指定して二つのグラフを比較することができる。期間指定は手打ちもでき、カスタマイズ性は高い。機能としては、TrainingPeaksのものとほぼ同じことができる。 ライドのゾーン分析 こちら、TrainingPeaksのもの。 ライドごとに、どのゾーンに何分滞在していたかが分かる。そして上記グラフは一定期間の複数のライドの累積を表示させたもの(ライド毎もできる)。 こちら、STRAVA summitのもの。 ライド毎であれば、TrainingPeaksのものと同じことができる。

2018年総括と2019年の目標

2018年に乗った量 走行距離6500キロ、そのうち4000キロがZwift。年初のFTPは180前後で、年末のFTPは235なので、一年で約55伸びたことになる。能力向上を目指すなら、もう少し乗りたいのが実感。総TSSは15000だが、これはパワメ不調などで記録していないライドもあるので信ぴょう性は低い。さらに、このTSS値がどの程度足りていないかよく分からない。 2018年に買って良かったもの Wahoo KICKER。これは買って良かった。負荷かけて低ケイデンスで回せる(これは三本ローラーでは困難だった)ので、登坂能力向上に一躍買っている。ZwiftのトレーニングをERGモードで出来ることも、かなりの利点。 TrainingPeaks。これは買ったというか有料で使い始めた。TSS管理でトレーニングをするならTrainingPeaksはとても便利。STRAVAの有料版も試したことあるけど機能差は歴然(価格差も歴然ですが)で、TrainingPeaksなしでのトレーニング解析には戻れない。 2019年のトレーニング目標 年間トータル(ローラーも実走も併せて)1万キロ。できるだけ実走を多くしたい。というのも、ローラーは体力や筋力向上には役に立つけど、カラダの使い方含め走る技術は向上しないと感じているから。2018年の自分を振り返ると、ローラーで鍛えた体力・筋力を実走のタイムに反映させるには、ある程度実走をしないといけなかった。 また、FTPは270まで向上させたい。そんなに無理な数字じゃないと感じているが、未知の領域だし自分の年齢を考えると本当に達成できるか分からない。あくまで目標として持っておきながら、怪我しない程度のトレーニング負荷でどこまでいけるか、という一年になりそう。 2019年に欲しいもの カーボンホイールか新しいフレーム。ディスク用のフレーム新調とともに、ディスクのカーボンホイール買うってのが一番いいが、果たしていつの日になることやら。 関連記事 FTP履歴 私はなぜWahoo KICKR 2018を選んだか(Tacx NEOに対して)