カステリ ベロチッシモ IV ビブショーツ

またウェアのレビューなのだが、今回はカステリのビブショーツである。なんでわざわざ今更とも思わなくもないが、先般購入したCastelliのVelocissimo IVが(もちろんカステリのフラッグシップではないのだが)思いのほか良かったのである。何がいいって、裾の仕上げと生地、そして値段。以下、順に説明しよう。

まず、ビブショーツの裾の仕上げが、これまでのものと異なる。切りっぱなしで、なおかつ滑り止めが雑に縦に入っている。よくある(ショーツのメイン生地とは異なる)伸縮性のある裾を使った仕上げとは異なり、メイン生地がそのまま先端まで来て切りっぱなしなのである。そしてすべり止めが縦に雑に。写真を見た方が多分早い。


ぱっと見は安っぽいわけだが、履いてみると裾の締め付け感もなく、裾だけ別素材で作るより変なつっぱりがない。滑り止めもこの程度の配置で必要十分である。正直滑り止めの配置にはコスト削減感は否めないが、ズレてくることはもちろんない。着用時に面倒なくらいに肌にくっつく感じもしない。

さて、特筆すべきはその生地である。私が持っている他のビブに比べ、生地が「ごわっ」というか「パリッ」という感じがする。肌触りも「さらっ」という具合である。一方、それでいて十分の伸縮性がある。初めはちょっとこの生地に馴染めなかったが、使っていると何とも良いのだ。サドル上でのスベリが良いのが、私が一番気に入っているところ。また、これまでのビブだと何度か使うとサドルとの接触面が毛羽立ったりしていたが、この生地は全くそんな気配はない。耐久性がよさそうだ。

肩ひもの良しあしは、よく分からない。他のビブと変わった感じはしない。サイジングはこれまでのカステリの商品と同じだ。

季節外れだったためか、値段も海外通販で8000円程度で購入できた。この価格も含め、かなりいい買い物だったと思う。

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