ROUVYとZwift、トレーニング目的ならどっち?
スマートトレーナー使ったバーチャルライド界隈では、Zwift一人勝ちの様相を呈しているが、何となくZwiftはバーチャルテイストが強すぎる感もあり、もう少しリアルさを求めてROUVYを試してみたので、レビューというかインプレを。ROUVYはTrial期間があり、無課金で一定期間は楽しめる。お試しするには、金銭的なハードルは高くない。ROUVYのHPやアプリは日本語化されていないので、言語的ハードルがというのはそっちのけです(だってZwiftも日本語化してないし…)。
とはいえ、ROUVY始めるために、そんな長い英文を読む必要はないし、PCスキルとスマトレとPCの接続などの基本的なことが分かっていれば(つまりZwiftをやったことがある諸兄ならば)、ほぼ無問題で導入可能である。
ROUVYは、Zwift同様スマホ版とPC版のアプリがある。プレイ中の画面は大きい方がいいので、私はPC版がないとやる気が起きない。PC(我が家のWindows)用のインストーラーをダウンロードして実行すると、こんなアイコンのショートカットがデスクトップに。
実行すると、まずはユーザーネームやパスワード設定の一連のアカウント作成作業(だったと思う、スクショ取ってないので忘れた)。ROUVYは、コースを走るモードと、トレーニングするモードがある。トレーニングはパワトレで、言われた出力を出すもので、Zwiftのそれと基本同じ(ERGモードも可能)。コースを走るモードは、これはZwiftと違い世の中に実際にあるコースを走る。走ると言ってもバーチャルで、コースのGPS情報に付随する標高データーをもとに斜度を計算していると思われ、その斜度をスマトレ負荷として再現している。路面のデコボコ感の再現はない(そもそも私のスマトレはWahoo KICKER 2018だった)。
トレーニングしたい時に、トレーニングメニューを選ぶ画面がこれ。ちなみにこれは全部ではなく、パワトレメニューの中でもPeaks Coaching Groupが作成したメニューになる。パワトレのメニューは豊富で、たぶん自作もできる(と思うけどやっていない)。トレーニングの時間でソートしたり、TSSでソートしたりと、多くても選びやすい工夫がなされている。ぱっと見でどのようなメニューなのかグラフが示されており分かりやすく、トレーニング選択画面はZwiftより使い勝手がいい。もちろん、FTP計測メニューもある。
トレーニング中はチャート上に出てくるパワー値やケイデンスを凝視するだけであり、Zwiftのようにアバターが道路を走ったりしない。まことにストイックなトレーニングが楽しめる。結局パワトレの後半は下向いて必死に漕ぐだけなので、これでいいと思う。
コースを走りたい時はコースを選択するのだが、地図上で選んだり、距離や斜度、人気度で選ぶこともできる。なにしろコースもかなり数が多い。
世界的に有名なコースも多く、ついつい景色と知名度だけで選んでしまいがちだが、下手なものを選ぶと二時間では終わらないので注意。コースには、バッジマークがついているものがある。バッジマークがついているコースは、Certifiedと言われるもので、質が高いらしい。やった感じだと、画面と斜度にズレがなかったり、動画がキレイだったり、たしかにCertifiedではないものと比較すると質は高い。
Mapで選ぶモードで、日本のコースを見てみる。富士ヒルなんかがある。が、日本のコースでCertifiedはなさそう。
コースを選ぶとこのような画面になり、早い人たちがどの程度のタイムで走っているかが分かる。
Start Rideすると、このような画面になる。漕ぎ始めると画面が前に進む。Zwiftと違って、アバターはなく、一人称視点で進んでいく。
アプリではなく、ROUVYのHPでもログイン出来て、過去の自分のタイムやその時のパワーも振り返ることができる。この点、Zwift以上だがTraining Peaks未満であり、履歴確認はできるがCTL解析やトレーニング計画を作ることはできない(たぶん)。
お遊び的な要素として、今週頑張った人や、今期頑張った人をランキングしている。要は信じられない距離走っている人たちであり、つまり愛すべき行きすぎた人達がここにいる。
ランキングとは別に、Zwiftのように自分のレベルがあって、距離走ったり指定のコースを走り切ればレベルが上がっていく。また、チャレンジというものもあり、これは指定の期間で指定のカロリーを消費したり、指定の獲得標高を達成したりでクリアできる。クリアした人の中から若干名サイクルジャージのプレゼントがあったりするのはちょっと嬉しい。Zwiftでも時々あるようだが、Zwiftよりは実プレゼント(in game itemではなく)が多い気がする。
他のアプリとの連携だが、StravaやTraining Peaksとは可能である。ガーミンコネクトとは連携できない(2018年8月時点)ので、TCXファイルを一度ダウンロードしてガーコネに上げる必要がある。
気になるプライスは、こんな感じ。
PremiumとStandardの違いは、ファミリーメンバー用のアカウントが設定できるかどうかと、ROUVYアカウントにアクセスできる端末の数の違い(Standardが3個、Premiumが5個)である。
アプリやその世界観の作り込みはZwiftに軍配が上がるのは明白だが、ROUVYの良さは、バーチャル試走が出来ることである。つまり、富士ヒルの前に一度バーチャルで走っておくか、ということが可能になるので、どの景色のあたりでどの程度の斜度が続くかを体感で理解することができる。
普段のトレーニングがパワトレメニューを淡々と消化するだけならZwiftである必要はないし、そもそもZwiftでのパワトレはアバターがコースを走るので、ありえない低いパワーで坂を上らされてたり、インターバルメニューでは他人のアバターとワケの分からない抜きつ抜かれつをやったりして、これはこれでなんだかなぁと思っていた私にとっては、むしろアバターが走らないROUVYのトレーニング画面のほうがしっくりくる。
総じてどうかというと、Zwiftとは別の方向性のアプリというのが私の結論で、ZwiftもROUVYもアカウント持っておくのが一番いい気がする。Zwiftはソーシャル+お遊び要素が強く、ROUVYはソーシャル要素が低くまじめ要素が強い。ROUVYだけでモチベーションが続くなら、ROUVY一本でいいと思う。時々ゆるくワトピア流したいな~と思ううちは、Zwiftは解約できない(←私)。
とはいえ、ROUVY始めるために、そんな長い英文を読む必要はないし、PCスキルとスマトレとPCの接続などの基本的なことが分かっていれば(つまりZwiftをやったことがある諸兄ならば)、ほぼ無問題で導入可能である。
ROUVYは、Zwift同様スマホ版とPC版のアプリがある。プレイ中の画面は大きい方がいいので、私はPC版がないとやる気が起きない。PC(我が家のWindows)用のインストーラーをダウンロードして実行すると、こんなアイコンのショートカットがデスクトップに。
実行すると、まずはユーザーネームやパスワード設定の一連のアカウント作成作業(だったと思う、スクショ取ってないので忘れた)。ROUVYは、コースを走るモードと、トレーニングするモードがある。トレーニングはパワトレで、言われた出力を出すもので、Zwiftのそれと基本同じ(ERGモードも可能)。コースを走るモードは、これはZwiftと違い世の中に実際にあるコースを走る。走ると言ってもバーチャルで、コースのGPS情報に付随する標高データーをもとに斜度を計算していると思われ、その斜度をスマトレ負荷として再現している。路面のデコボコ感の再現はない(そもそも私のスマトレはWahoo KICKER 2018だった)。
トレーニングしたい時に、トレーニングメニューを選ぶ画面がこれ。ちなみにこれは全部ではなく、パワトレメニューの中でもPeaks Coaching Groupが作成したメニューになる。パワトレのメニューは豊富で、たぶん自作もできる(と思うけどやっていない)。トレーニングの時間でソートしたり、TSSでソートしたりと、多くても選びやすい工夫がなされている。ぱっと見でどのようなメニューなのかグラフが示されており分かりやすく、トレーニング選択画面はZwiftより使い勝手がいい。もちろん、FTP計測メニューもある。
トレーニング中はチャート上に出てくるパワー値やケイデンスを凝視するだけであり、Zwiftのようにアバターが道路を走ったりしない。まことにストイックなトレーニングが楽しめる。結局パワトレの後半は下向いて必死に漕ぐだけなので、これでいいと思う。
コースを走りたい時はコースを選択するのだが、地図上で選んだり、距離や斜度、人気度で選ぶこともできる。なにしろコースもかなり数が多い。
世界的に有名なコースも多く、ついつい景色と知名度だけで選んでしまいがちだが、下手なものを選ぶと二時間では終わらないので注意。コースには、バッジマークがついているものがある。バッジマークがついているコースは、Certifiedと言われるもので、質が高いらしい。やった感じだと、画面と斜度にズレがなかったり、動画がキレイだったり、たしかにCertifiedではないものと比較すると質は高い。
Mapで選ぶモードで、日本のコースを見てみる。富士ヒルなんかがある。が、日本のコースでCertifiedはなさそう。
コースを選ぶとこのような画面になり、早い人たちがどの程度のタイムで走っているかが分かる。
Start Rideすると、このような画面になる。漕ぎ始めると画面が前に進む。Zwiftと違って、アバターはなく、一人称視点で進んでいく。
アプリではなく、ROUVYのHPでもログイン出来て、過去の自分のタイムやその時のパワーも振り返ることができる。この点、Zwift以上だがTraining Peaks未満であり、履歴確認はできるがCTL解析やトレーニング計画を作ることはできない(たぶん)。
お遊び的な要素として、今週頑張った人や、今期頑張った人をランキングしている。要は信じられない距離走っている人たちであり、つまり愛すべき行きすぎた人達がここにいる。
ランキングとは別に、Zwiftのように自分のレベルがあって、距離走ったり指定のコースを走り切ればレベルが上がっていく。また、チャレンジというものもあり、これは指定の期間で指定のカロリーを消費したり、指定の獲得標高を達成したりでクリアできる。クリアした人の中から若干名サイクルジャージのプレゼントがあったりするのはちょっと嬉しい。Zwiftでも時々あるようだが、Zwiftよりは実プレゼント(in game itemではなく)が多い気がする。
他のアプリとの連携だが、StravaやTraining Peaksとは可能である。ガーミンコネクトとは連携できない(2018年8月時点)ので、TCXファイルを一度ダウンロードしてガーコネに上げる必要がある。
気になるプライスは、こんな感じ。
PremiumとStandardの違いは、ファミリーメンバー用のアカウントが設定できるかどうかと、ROUVYアカウントにアクセスできる端末の数の違い(Standardが3個、Premiumが5個)である。
アプリやその世界観の作り込みはZwiftに軍配が上がるのは明白だが、ROUVYの良さは、バーチャル試走が出来ることである。つまり、富士ヒルの前に一度バーチャルで走っておくか、ということが可能になるので、どの景色のあたりでどの程度の斜度が続くかを体感で理解することができる。
普段のトレーニングがパワトレメニューを淡々と消化するだけならZwiftである必要はないし、そもそもZwiftでのパワトレはアバターがコースを走るので、ありえない低いパワーで坂を上らされてたり、インターバルメニューでは他人のアバターとワケの分からない抜きつ抜かれつをやったりして、これはこれでなんだかなぁと思っていた私にとっては、むしろアバターが走らないROUVYのトレーニング画面のほうがしっくりくる。
総じてどうかというと、Zwiftとは別の方向性のアプリというのが私の結論で、ZwiftもROUVYもアカウント持っておくのが一番いい気がする。Zwiftはソーシャル+お遊び要素が強く、ROUVYはソーシャル要素が低くまじめ要素が強い。ROUVYだけでモチベーションが続くなら、ROUVY一本でいいと思う。時々ゆるくワトピア流したいな~と思ううちは、Zwiftは解約できない(←私)。
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