私はなぜWahoo KICKR 2018を選んだか(Tacx NEOに対して)

買ってしまった。買うつもりは…あったのだが、ずっとTacx NEOと迷っていて決断できずにいたところ、あることをきっかけにKICKRに決断したのである。きっかけ、それは高さ調整機能の有無と、収納のしやすさ、そして静音性。それぞれ少し説明してみる。

高さ調節機能について
KICKRは、ダイレクトドライブ部分の高さを調整できる。これができると通常のサイズより小さいバイクやMTBでも使える(こういうとロードにしか乗らない私にはあまり関係がないのだが)。



さらに右足と左足を別々に高さ調整できる。右足と左足はネジ式のゴム足がハマっているので、これを回すことでそれぞれ左右の足の高さ調整ができる(ロック機構も付いているので不用意に回らないようにできる)。これがあると、少し傾いた地面でも水平を保たせることができる。


意外と地面(室内の床)って水平じゃない部分もあって、四点ある足が全てぴったりと接地しないことも起こりうる。こういう時、片足毎に高さ調節できると非常に助かるし、あまり設置場所に神経質にならなくてもいい。


収納のしやすさ
Wahoo KICKRには持ち手があり、Tacx NEOには無い。


KICKRもNEOも重量は20キロ程度である。そして私の使用環境では毎回片付ける必要があった。これらを考慮すると、持ちやすいKICKRが便利。

持ち手に加えて、KICKRには畳んだ形から足が不用意に開かないようにする機構が付いているが、NEOにはそれがない(展開時に足をロックする機構はNEOにもある)。このあたりの違いを考えると、NEOは出しっぱなしを、KICKRは使用後は片づけることを想定して設計されているのかもしれない。実際、折りたたんだ時のサイズも、KICKRの方が小さい。


静穏性
これはNEOのほうが評判が良かったのだが、KICKRは2018バージョンが出て少し状況が変わった。同じ環境で比べたことがないので、YouTubeや他人様のレビューを見ての話になるが、KICKRの2018バージョンはNEO同等の静穏性を得たようである。以前のKICKRは、キーン、キュイン キュイン キュイン...という高音域の騒音が出ていたようだが、2018バージョンはそのような音は全くしない(YouTubeの動画もそうだし、私が使った感想も同様である)。


さいごに(そもそもの論点?)
負荷付き三本とパワメを持っているのに、なぜスマトレを買うのか。それは、スマトレのほうがパワートレーニングをしやすいからである。もちろん三本ローラーでしかできないトレーニングもあるだろうが、パワトレに限って言えばスマトレのほうがやりやすいし、例えば高負荷低ケイデンスは三本では不可能だ。他にもERGモードの有無などスマトレのメリットは多い。また私にとっては、仕組みとして前輪が回らない点も大きな利点だった。

ダイレクトドライブのスマトレは、三本ローラーと違って前輪は回転しない。だからハンドル回りにタオルをかけたり、トレーニング中に両手離して汗を拭くことができる。これが三本なら、タオル落として巻き込んだら危ないので、タオルは横の台に置き、汗を拭く時は一度止まって拭いていた。また、お尻や尿道が痛くなったとき、ダイレクトドライブなら少しダンシングすることも簡単だ。ただこれは、ダンシングしてもダイレクトドライブなら転倒の可能性が非常に低いというだけで、自然なダンシングとは程遠いのだが(あくまでお尻や尿道を休ませる目的)。

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