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105ペダル(PD-5800)の分解清掃・グリスアップを写真付きで解説

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片方のペダルがスルスル回るようになって、グリス切れかと思い分解清掃を。ペダルは105のもので、シマノの製品番号で言うとPD-5800です( amazonリンク )。17mmのレンチを使って軸を外します。回す方向はペダル裏を見ると締める方向が書いてあるので、その逆に回せばよいです(片足は逆ネジになっています)。 結構くるくる回して、やっと抜けます。 軸の先端には二つの六角ナットがついています。大きい方(内側)が、玉押さえで、小さい方が玉押さえを押さえるナットです。この小さいナットには、ロックタイトのようなものが付いているようでした(組み立ての時にも、ロックタイトを使うことにします)。この先端の小さいネジが割と固く閉まっていて、ペダルレンチを持ち出してきました。 先端の小さいナットを掴むのは、丁度良いサイズのレンチがなかったので、モンキーレンチを使いました。 外れました。玉押さえの六角ナットは、手の力でスルスル抜けます。 スリーブ状のベアリングがこれで取れます。これで、ベアリング玉も全て取れます。写真の黒い筒状のモノ(軸をペダルに入れる際に、ねじ込んでいく部分)も、とれます。 上の写真ではすでに外れていますが、ゴムパッキンのようなものが軸本体の、ちょうど色が銀色になっているあたりに付いていました。 あとは、思う存分汚れとグリスをふき取って、新品グリスを塗り、玉当たり調整して元に戻します。グリスには、フィニッシュラインのセラミックグリス(金色パッケージ)を使いました。ネジ山部分のみデュラグリスを使いました。 玉当たり調整は少し時間かかりました。難しいことはないのですが、緩すぎると組み上げた後にペダルの踏面に対してスピンドルがほんの少しがたつきます。キツすぎると、もちろん回りが悪い(回りが悪いのは、組み上げる前にベアリングを手で回せば分かる)。 最後のほうに気が付いたのですが、ベアリング止める時の一番外側の小さいナットと一つ内側の玉押さえナットの間がしっかり絞められてないと、組み上げて回すうちに玉押さえナットが緩んできます(そりゃそうだ)。ここを予めしっかりやることで、ガタのない組み上げが出来ます。 さて、組み直した結果ですが、めっちゃスルスル回ります。指ではじいて数回転するくらいで

DHBやSANTIC含め、手持ちウェア類のレビュー(備忘録的)

ウェアってサイズ選択が結構難しい。特に通販。自転車趣味の人でも通販を使う人は多いと思う一方で、普段着に比べ自転車のウェアってサイズがシビアなのでウェアだけは通販しない人もいるかと。サイズ選びが難しいのは、メーカーによってサイズ感や伸縮性が異なることがその原因の一つと思うので、今回はその辺りについて色々書いてみます。私のサイズスペックは 別ページに記載 しておきますので、皆様のウェア選びの参考になれば。 dhb いきなりWiggleのプライベートブランド(?)で恐縮。Amazonなどでよく見る激安の上下セットのウェアと比較すれば、フィット感も伸縮性もケツパッドも上々。デザインも乗っているバイクメーカーを選ばない。季節終盤のセール時期になれば突然安くなるので、ウェアの購入を急がないなら定期的にチェックしながら焦らず買うが吉。毎年デザインが洗練されて来ている一方で、派手さが控えめになっているのは事実。車のドライバーからの視認性を考え、路上で目立つデザインのウェアが欲しい時は、別メーカーが良いかもしれません。 サイズですが、パフォーマンスフィットならSサイズでジャストです。上半身ジャージの前面が少し短く、直立姿勢で微妙にへそが出るか出ないかくらいですので、下半身がビブなら問題ないです。冬物ジャケットなら、ASVシリーズのようなプロフェッショナルフィットでもSです。先週、夏物のASVシリーズ(プロフェッショナルフィット)のMサイズを買ってみましたので、届いたらレビューします。 Santic これはAmazonで売っている安いメーカーですが、ショーツタイプのレーパン(非ビブ)だけ持っています。Mサイズで丁度良いです。太ももが少しきついですが、これよりサイズがでかいとウエストとケツパッドの浮きが気になると思います。総じてこのメーカーはケツパッドが厚めです。私はローラー専用で使っています。ローラーの時は上半身は裸でやるので、レーパンしか持っていない、というわけです。 使用感としては、dhbほどは気に入ってないです。パッドが厚すぎるのが私には合わないのと、素材の滑りが悪いのが難点です。レーパンはサドルの上でスベリが良く、スムーズに姿勢を前後させることが出来るものが好みなのですが、Santicのウェア(レーパン)はサドルに対してグリップが効いてしまいます。 Ca

Vittoria Corsa G+ (クリンチャータイプ)レビュー

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VittoriaではクリンチャーのことをOpenとかOpen tubularとか呼んでいるようで、それが分かるまで頭の中がもやもやとしていました。今回はそのクリンチャータイプのCorsaをWiggleで購入したので、インプレというか感想を。 ちなみに、チューブは同じメーカー(Vittoria)のラテックスを入れました。 転がり抵抗や軽さよりも、まずグリップのモッチリ感が最初に実感できます。インナーチューブにラテックス使ったせいもあるかもしれませんが、多少舗装が荒れた道路でも跳ねる感じはなく、しっかりグリップしてくれます。ここから来る安心感がいいですね。個人的には超好印象です。 軽さや転がり抵抗ですが、笑いが止まらないほどの違いは感じませんでした。むしろ私の鈍感力が凄いのか、実走では転がり抵抗の良さや軽さのメリットを感じることができませんでした。が、三本ローラーで使ってみると違いが分かります。実走でもタイム測って走ると違いが出たのかもしれません…。 グリップ感以外はラテックスチューブのレビューになっているような気もしますが、わざわざインナーチューブをブチルに再交換してテストする気力もなく、そのまま運用しています。たぶんパンクするまでこの運用です。なお、今回使ったホイールはフルクラムのレーゼロC17です。 レーゼロにコルサとラテックスチューブでヒルクライムと行きたいところですが、このレビュー前には平地を30キロほどしか走っておりません。 関連記事 Schwalbe One, V-guard付き(クリンチャー) 表題クリンチャータイヤのレビューです。 Vittoria RUBINO PRO クリンチャータイヤのレビューです。

フリーボディのラチェット部グリス

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先日取り換えたフリーボディーのラチェットですが、取り付け時に手元にあったシマノのデュラグリスを使用。しかも少しケチったためかラチェットが爆音でうるさい。ラチェットがうるさいと、他のメカノイズが聞こえ難くなるのであまりよくないと思い、ラチェット部のグリスアップやり直し。 デュラグリスよりは柔らかめで回転部に向くという、フィニッシュラインのセラミックグリスを入手。大人気ないかとは思ったが、ラチェット部をこれでもかとグリスで満たす。 結果、だいぶ静かになった…。 新しいフリーボディのベアリングが慣れていないのか、フリーボディとホイールの接触部(フリーボディについている青いビニール状の防水輪とホイールの接点)がスムーズに回らないのか、少しフリーを回転させるときに渋い。少し走ってみて、それでも渋いならまた考えよう。

フリーボディー交換

レーゼロのフリーボディーを交換した。 スプロケを付け替えたときに、ロックリングを斜めに入れ込んでしまったらしく、フリーボディー側のネジ山が、斜めに削れてしまった。これが原因で、ロックリングがきちんとハマらずユルユルになりやすくなっていたため、思い切って交換した。しかし、フルクラムのフリーボディーはAmazonでも取り扱いがあり入手性は良いものの、レーゼロのそれはスチール製ではなく表面加工を施したアルミで、1万円弱と微妙に高い…。 考えると、ひょっとしてフリーボディーがアルミだから、ロックリングに負けてネジ山が削れてしまったのかな??今回は写真を撮る気も失せていて、写真は無し。以下備忘録。 フリーボディー外すには、フリーボディーがついている軸の中心の穴に5mmのアーレンキーを刺し、そのすぐ外側(フリーボディーよりは内側)の六角ナットをモンキーレンチで抑える。この六角ナットは逆ネジ。モンキーレンチで六角ナットを固定して、アーレンキーを逆時計に回すと、六角ナットが緩む。あとはすべて手で外れる。 レーゼロに元々使われていたグリスをきれいに拭き取り、シマノのデュラグリスを塗る。微妙にフリーを回したとき(カチカチラチェット音がする方向で)の抵抗が強い気がする。グリスが固いのかうまく馴れていないのか。少し走ってまた考えよう。 フリーボディー自体の交換は簡単な作業だが、出費が痛い。この金額があれば新しいタイヤでも買えたのに…。そもそもは私自身の不注意からの出来事だったので、疲れていても整備は丁寧にと今後は心掛けたい。