Wahoo KICKRメンテ

Wahoo KICKR 2018 ver.をメンテした。最近、フライホイールの回転に合わせて異音がするようになった。カリッ、カリッ、カリッ...というような音。異音といえば、とりあえず増し締めかな、回転体なのでバランスが原因だったら厄介だな、と思いながら増し締めしたら治ったので、メモしておく。(自分の備忘録として書いているだけで、下記の方法をお勧めしているわけではありませんし、私はメーカーの人間でもありません。ですので、このブログの通りにやって治らなかったとか悪化したとか言われても、私は責任取れません。真似してみる方は、自己責任でどうぞ。)

まず、ベルト部分をカバーしているプラスチックを外す。そのためには、表側三か所、裏側(フライホイール側)二か所のネジを外す必要がある。


裏側のもう一つのネジが映っていないが、持ち手に隠れて見えていない部分にある。細身のドライバーなら、KICKRの持ち手を付けたままでもこの部分のネジは外せる。
外したら、こんな感じ。



②のネジでベルトの張りを調節している。①のネジは、そのプレート押さえ。③のネジで止めてあるベアリングが、ベルトとフライホイールをつなげている。音はフライホイールの回転に合わせて発生していたので、恐らく③のネジを増し締めする必要がある。ところが、③はベルトにより右上方向に引っ張られている。このまま増し締めして歪んでしまうと厄介なので、一度ベルトをゆるめることにする。ベルトのテンションを貼りなおす時の目安にするために、マジックで印をつける。



そして、②のネジを少し緩め(本当に少しで良くて、プレートが浮くくらい緩めてしまうと、①のネジが斜めになる余裕が生まれてしまい、①のネジが曲がる恐れがある。


ベルトのテンション緩めて、ベルトが外れた。では目的のネジを増し締めする前に、ちょっと掃除。
ロックタイトが付いてる。汚れはきれいにしておこう。改めてロックタイト着けて元にもどす。フライホイールが回らないように片手で抱くようにして抑え、ねじを締める。あとはベルトをはめてテンションを張り直して、テンション調節プレートを押さえるねじを締める。そしてカバーを付けて終わり。10分ほど乗って、スピンダウンしたら終了。
異音はなくなった。ここまで静かだったかとちょっと感動。納品時に戻った感じがして嬉しい。

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