チェーンオイル

まず、ドライタイプとウエットタイプの特徴は皆さんご存知かと。ご存じない場合は、詳しく説明されている製品情報ページや個人のブログも多いので、検索されたし。

ロードバイクに乗っている多くの人はドライタイプを使っているものと私は思っていて、それでもって私もドライタイプを使っていた。どうでもいいが、なぜ皆がドライタイプを使っていると私が信じ込んでいたかというと、みなさんロード乗りはスプロケがキレイだからである。

ところが、今回思うところがあってオイルを変えたので、色々と感想を共有します。

先日プーリーを交換した時に、蓄積したロウのような汚れを発見したが、あの原因がオイルではないかと思ったのだ。私が使っているドライタイプのオイルは、乾いた状態でも潤滑能を出すためにロウ状のものが入っているのは確かなようで、実際にオイルを注す時の液滴を見ると白濁しているし、乾くと白く残る。そしてその白く残ったブツを手で触ると、ツルツルしていてロウのようである。

考えてみると至極当たり前で、乾いても潤滑させるためには固形のワックスかロウか何かが入っていないと用をなさない。そう思ってパッケージを見ると、WAX入りって書いてるじゃん。WAXってロウを英語で言ったものだっけか?

さて、ウエットタイプに変えてまず感じたのが、オイル注す時の匂いがきつくない!おそらくドライタイプは揮発しやすい溶剤を使っていて、それ故に匂いがしていたのだと思う。

そして、ウエットタイプはオイルが白濁していない。多分ロウなどの固形ワックス成分が入っていないのだろう。

気になる潤滑性能は、乗って三秒でわかります。ウエットの方が優れている。そして、評判通り乗った後はチェーンやスプロケが汚れています。こればっかりは仕方がないかな。

で、最後にやっぱりと思ったのが、ウエットタイプのほうがチェーン掃除がしやすい。きれいに掃除したい時は、ドライタイプだとブラシでチェーンのコマの隙間にあるロウ成分をコスる必要があったが、ウエットにはそのような固形成分が含まれていないのだから、界面活性剤やオイルで汚れを落とせばそれでオシマイ。ウエットは汚れやすいけど、掃除もしやすかったのだ。

とはいえ、ウエスで拭くだけでは満足いく程にはキレイにはならないから、バイクウォッシュやパーツクリーナー使うか、それかチェーンだけならわざわざ洗浄剤ではなくても単にウエットのオイルを追加で注しながら拭くだけでもよい。

気になる点は無きにしも非ずで、汚れやすいとはつまり、ホコリや砂が付着しやすいということ。異物の付着は潤滑能を落としてしまうし、なによりパーツが削れて寿命が落ちる原因になるのではないか?普通に長時間乗っている分には、ウエットのほうが明らかに潤滑が続くのは体感できるが、でもその分見た目はすごく汚れている。見た目奇麗なドライのほうが、ゴミを寄せ付けずパーツにやさしいなんてことがあったりするのだろうか??

そんな細かな気になることはあるにせよ、乗った時の潤滑能と掃除のしやすさのメリットを享受したいので、しばらくはウエットで維持してみようと思う。最後に、私が使っていたドライタイプと、いま使っているウエットタイプの写真です。

(追記:一週間ほど使ってみて、やはりドライに戻しました。理由は通勤時のパンツの裾の汚れです。汚れないように裾を止めたり、裾を絞ったパンツをはいていても、チェーンに裾が触れることがあるようで時々汚れていました。またこのチェーン汚れ、服に着くと取れにくい。なので、週末のライドの時はウエットで、通勤時にはドライで、と使い分けています。)

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