Racing Zeroと鉄下駄、心拍とか分析

心拍とケイデンスとスピードの関係を分析しました。コンスタントに走れる環境は、私の身近にはローラー以外ありませんので、三本ローラーを負荷設定ゼロで使いました。

ケイデンスは95-100で常に回して、フロントギアはアウター(50)固定です。リアスプロケはアルテグラのCS6800 12-25Tを使用です。測定時は、リアのギアを二分毎に軽い方から順番に上げていっています。アプリはRuntasticを使用。グラフの縦軸の数値がないのでわかり難いですが、キーとなる心拍は、二分毎に最大と最少を赤字で書き足しています。黒太字はリアのギア(歯数)です。リアのギアを二分毎に上げていっているため速度が階段状になっており、二分毎の区切りがわかりやすいです。


そして、後ほど重要であったことを知るホイールなのですが、レーゼロを使いました(ローラーには贅沢すぎるかもしれませんが、交換が面倒だったので今回はこれで)。私の心拍ゾーンは、MHRは理論値で出して安静時心拍数は実測ベースで作成すると下記のようになります。この手の計算を自動でやってくれるブログやwebツールがあるので、それらを使いました。ミドル、メディオ、ソリアなどのゾーンは、パワーではなく心拍ベースで計算しています。

さて、そうすると私がソリアでトレーニングを行いたい時は、リアを12か13の歯数で漕げばよいようです。メディオなら、リアは14の歯数を漕いでおけばよいのですね。これが分かれば、おおよそケイデンスだけ気にしておいて心拍計は見なくても良くなるだろうと思って、一度この測定をやっておきたいと思ったのでした。もちろん、漕ぐのが上手になったり、心肺機能が鍛えられればこの値は変わってくるでしょうから、定期的にこの測定をやっておく必要はあります。

最後に、通常ローラーを回す時は鉄下駄に安タイヤでやりたいので、鉄下駄に安タイヤで測定しなおしました。

11速ですが、スプロケの組み合わせが少し違います。この日は体調がすぐれなかったわけでもないのですが、リアを17よりも歯数を減らすとケイデンスを維持できなくなっています。維持できないどころか、ギアを上げるとケイデンスが落ちています。ケイデンスが維持できなくなっている原因は、すでに心拍がソリアの上の方の領域に達してしまっているから、ということが分かります。またそのため、速度もきれいな階段状になっておらず、醜いです。この鉄下駄でメディオ~ソリアのトレーニングを行いたい時は、リアの歯数は15以上に上げる必要は今のところなさそうです。

今回、図らずともレーゼロと鉄下駄の圧倒的な差が数字で示されました。例えば、リアの歯数が17のところを見ると、レーゼロではLSDゾーンですが、鉄下駄ではすでにメディオです。リアの歯数が15だと、レーゼロでミドルからメディオ、鉄下駄でソリアの上限あたりです。

鉄下駄とレーゼロなんて差があって当たり前です。しかし、実走であれば感覚として軽さと回りの良さは分かりますが、風もあるし交通量もあるし、実際どれくらい差があるのかは数字では分かり難いものがあります。今回は三本ローラーの上という、ほぼ同じ条件(測定日は違うので、その日の乗り手の体調や気温など、揃えきれない条件もありますが)で比較したところ、客観的にも分かる形で差が示せたように思います。これを見ると、鉄下駄からレーゼロに変えると、どの程度の差があるのか、乗ったことない人にも分かりやすいとは思います。

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