パワメとWahoo KICKR

Wahoo KICKRでもパワー測れるし、クランクにはWatteamのPowerbeatが付いているので、クランクでもパワーが測定できる。だったら、長年の興味(?)だったPowerbeatのパワー測定値の信ぴょう性について多少なりとも検討ができるのではと思い、KICKR読みのパワーとPowerbeat読みのパワーを比較してみた。

何かを測定するという道具の性質上、この手の「試し」は避けて通れないものであるし、私としてはこの二つのパワー値が一致する方がトレーニング管理上都合が良く、また例えズレているとしてもどの程度のズレなのかを知っておきたい(&できるのであればキャリブレーションし直して値をそろえたい)。

これはレビューと言うかインプレと言うか、使った個人的な感想よりも少しディープな領域に入っていると認識する諸兄もいるかもしれない。しかし、これから示す今回の結果は「私の使用状況では」ということになる点では、私的なレビューと何ら変わりのないものである。

条件は、Wahoo KICKRを使いZwiftでSSTメニューをERGモードで試す。その時のWahoo KICKR側のパワー値(これはERGモードなので、ほぼ指定のワット数)と、Powerbeatの値を測定し比較した。場所は室内で温度変化なし。なお、急激にケイデンスを変えると、ERGモードと言えどパワー値がばらつくと思われたので、ケイデンスは常に一定を心掛けて漕いでみた。

もう少し条件を記載。Wahoo KICKRは、二週間ほど前にスピンダウン(キャリブレーションのようなものと思っている)しており、それ以降は置き場は変えていない。Powerbeatのほうは、水のバッグを使ったキャリブレーションを一か月ほど前にやっており、それ以降外走ったりローラーやったりしているが、キャリブレーションは追加ではやっていない。

では、まずはWahoo KICKR読みのデーターのほうから。


分かっていたことだけど、ERGなのでほぼメニュー通りの値が出ちゃう。アップの後は210 wと180 wが交互に、そして110 wくらいの休憩時間。休憩時間中には短時間の240 w程度が入って、その後の短い休憩の後はまた210 wと180 wが交互に、という内容。

こちらは、Powerbeatのデータ(後半部分は切れてる)。



うむむ、260 wと230 wになってないかこれ?休憩時間で160 w程度、短時間の320 wが入って...という状況になってる。なんかすべてが50 w程度の下駄を履いているように思える。

さて、ここまでズレるとは予想もしておらず多少狼狽する。次の問題は、より正確(現実を表している)なのはどちらの値か?という点である。答えというか自分のフィーリング、つまり私の登坂能力と登坂時の推定パワーを鑑みると、Wahoo KICKRのほうが正しいと思われる。ではPowerbeatは世にいうハッピーメーターなのか、と結論付けるのは時期尚早で、最後まで読んでくれ

今日示したPowerbeatのデーターは後半切れているが、ここは充電切れである(すまん)。ということは、ひょっとするとPowerbeatは電池残量が極端に少なく、正確な値が出なかった可能性もある。後日充電してまたやり直しか...。

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