那須ロングライド2018

さてこのブログではツーリングログは書いていないのであるが、大会参加記録は時々書いていこうと思う。というのは、他人様のブログの大会参加記録は自分が大会参加を考える上で非常に参考になるからである。であるから、自分も誰かの役に少しでも立てばと思い、大会参加記録を書こうと思った次第。

表題のライドイベント、レースでなくロングライドイベントである。着順も決めないし、タイムも取らない。あるのはチェックポイントでの足きりのみ。那須町文化センターをスタート&ゴールとする、距離別六種目からなる大会である。イベントで用意される補給ポイント(エイドステーション)で提供される名物が美味しいとの人気の大会でもある。とすると、最も多くのエイドステーションを通過する種目で出場するのが理にかなっているわけである、もちろん体力が許す限りではあるが。大会HPで公開になっている各種コースとエイドステーションのマップはこの通り。



エントリー開始当日
人気の大会との下馬評を聞きつけていたので、エントリー開始の15分前にはパソコンの前に座る。支払いのためのクレジットカードも手元に用意し、準備万端である。エントリー開始時刻になり、エントリー作業開始。もちろんだが、まだ全ての種目に空きがある。ヒルクライム100を選択し、必要項目を記入していく。記入すると支払い情報を入力するために次のページへ…えぇ?アクセス数が多く…なんだって?次のページが読み込めないのである。仕方なく初めに戻りもう一度入力作業。焦るな、俺。

こんなことを何度繰り返したであろうか、とても長い時間だったように思われる。ある時、支払作業も済み、無事エントリーできたのだ。再入力をしている時はとても長い時間のように感じられたが、終わってしまうと20分にも満たない時間だった。その後、ちょくちょく大会のHPをチェックしていたが、45分程度はヒルクライム100の枠は残っていたようである。一時間後は既にヒルクライム100は、エントリーできなくなっていた。ヒルクライム100って、700人程度の枠があるはずなんだけど、それが一時間足らずで埋まるとは、おそるべし那須ロングライド。いやがおうにも期待が高まる。

その後落ち着いて宿を取る。といっても、あまり会場近くには宿は多くない。少し離れてしまうが那須岳方面にペンション風の宿がちらほら。車で行く予定だったし、宿をそんなにえり好みしないため、あまり宿取りには苦労しなかった。

大会前日
前日の土曜日に現地入り。車で移動だったが、大した渋滞もなく宿までたどり着く。試走していると思われるロードバイク乗りと、何度もすれ違う。レースじゃないのに試走なのか?と不思議な気もしたが、いま考えると単に那須の自然を満喫しながら乗っていただけなのだろう。前日は風呂入ってご飯食べたら、普段の寝不足のせいで、すぐに就寝。明日は早起きなので、これはこれで良いこと。

大会当日
7:30スタートである。その一時間前くらいに着いておきたい。自転車渋滞やトイレ渋滞を考えると、これくらい早くてちょうど良い具合との判断。とすると、5:45には宿を発ちたいので、5:20に目覚ましをセットしていた。ちゃんと起きれて、予定通りの滑り出し。スタート地点である那須町文化センターに自転車で向かう。近づくにつれ、ロードバイク乗りが増える増える。しかし渋滞で進まないという感じはなく、皆行く方向は同じ(当たり前)だし、会場はこの程度の数のロード乗りを吸い込める規模のはずであるから、考えると数は多くても流れるのは当たり前かもしれない。

スタートはヒルクライム100からなので、もう場所取りが始まっていた。ちなみに大会ジャージを買った人は、優先的に前に並べるようだ。大会ジャージ、いま見ると爽やかな配色でかっこいい。買えばよかったと少し後悔。前から数えて100人程度のところに場所が取れた。15~20人ずつ、30秒ごとかな、Waveスタートしている。いよいよ自分の番が近づいてきた。競争じゃないとわかっていても、この瞬間はちょっと緊張する。周囲ではGarminのスイッチ入れる「ブピ」音が鳴り響く。いよいよスタートである。

スタートして滑り出すのも束の間、既にスタートしている人たちが信号で渋滞。スタート地点からはカーブ含め少し離れているので見えなかった。信号が青になったのだろう、だんだんと流れ出した。一つ目のエイドステーションまでは14キロ。そこまではほぼ平地である。直線走っていると左側にあるのだが、通り過ぎそうになった。スタートして14キロなので疲れてないし、そのままパスしても良かったがこれは競争じゃなくてエイドステーションを楽しむ大会だったと思いだし、素直に立ち寄った。ここにあったのは、ドリンクとトマト、萩の月のようなものもあったが甘いものはパス。このエイドステーションは六種目中五種目の人たちが通るからか、次から次に人が増えてきた。人込みから逃げるように出発。

第一エイドステーションから少し行くと、第二ドリンクステーションがある。パスしてそのまま登りヘ向かう。Mt. ジーンズスキー場の駐車場が次の目的地。途中で那須動物王国を右にパスしながら、登っていく。激坂はなく、淡々と登っていくコースなので、ペース配分もしやすい。しかもこの日は小雨ぱらつく曇りで涼しい。コースプロファイルで想像していたよりも楽な登りだった。Mt. ジーンズスキー場のエイドステーションでは何食べたか忘れた。でもトイレに行ったのは憶えている。トイレは全く並ばなかった。トイレ終わって落ち着いたら、次の休憩所である大丸駐車場へ向けて出発。

大丸駐車場からは、峠の茶屋までピストンのコースなのだが、この日は濃霧のため峠の茶屋までは行けず大丸駐車場から下山のコースへと変更になっていた。だからか、本来は峠の茶屋エイドステーションで配られる、名物「うなぎり」(うなぎの蒲焼入りのおにぎり)が大丸駐車場のドリンクステーションで配られていた。うなぎり、もちろん食べましたが、味は予想通りおいしかったです。

ここからはダウンヒルで、10名ほどのパックで先導者について降りる。途中で一回休憩する念の入れよう。聞くところによると、自由に下山させていたころは救急車が出る事故もあったらしいので、安全に配慮してこのような対応になっているのだそう。時間差付けて10数名を1パックで下らせるので、ダウンヒル待ちの列ができる。これも安全のためです。そもそもレースじゃないし足切りタイムはクリアしているので、急ぐ理由もそうないのである。

ダウンヒル後は、南が丘牧場にあるエイドステーション。ここではアイスが食べられる。この頃には天気も回復し日が照ってきていたので、ちょうど良かった。おいしくアイスを頂いたら、出発。なお、この南が丘牧場、一度遊びに来たことがありますが、雰囲気も良く家族連れにはお勧めのスポットです。

多少のアップダウンを経て、板室温泉エイドステーション。ここではそばが食べられる。いくつかの地元の蕎麦屋が準備してくれていて、それぞれ味が違う。どれもとてもおいしかった。個人的な感想としてはうなぎりよりうまいかも。運動中は、このようなあっさり系で塩味が効いている食べ物が、美味しく感じられるのかもしれない。

次のドリンクステーションはパスして、りんどう湖エイドステーションへ。かなり人が多い。そういえばここらから別種目の人たちが合流するのだ。ゼッケンの色が違う人たちがいる(そしてそういう人は足が残ってるので元気である)。少し疲れも来ていたので、ちょっと長めに休み、足をストレッチ。

次の上川にあるエイドステーションはパスして、東山道伊王野の道の駅エイドステーションへ立ち寄る。が、激込みである。サドルから降りたのは二分程度であろうか、すぐに出発。ここから少しアップダウンがあった気がする。そして次のエイドステーション遊行庵も、見るからに激込みで素通り。ゴールも近いし。

田んぼの中を少し走ったあと、多少なりとも車通りがある道を通り那須町文化センターへ帰ってきた。いざゴールすると、サイクリングペースだったからか、あっけない気もするが、左ヒザには鈍痛がありケツも少し痛い。丸一日かけて楽しむイベントとして、ちょうど良い距離とペースだったように思う。

大会後、車に戻り近場の日帰り温泉施設へ。汗を流して小腹を満たし帰路に着く。運転するのでビールは飲めないのが、自動車移動のツライとこ。

感想
コースは距離もアップダウンも丁度良い。スタッフさんたちも(ボランティアが多いのだろうが)慣れているのか手際も愛想も良く、いやな思いは何一つせず楽しませて頂きました。エイドステーションで配られる食べ物は美味しいし、食べきれないくらいの種類がある。改善点があるとすると、後半のエイドステーションの込み具合かな。でもそれってタイミングの問題かもしれず、私がもう少し早いタイムで回っていたら、そんなに混んでいない時間帯に行けたのかもしれない。

もう一度出たいかと言われると、ぜひ出たい。そういう大会でした。

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