BORA 50 tubularホイールインプレ
これまでのホイール遍歴は、完成車付属鉄下駄→レーゼロアルミ→BORA 50 tubular、である。鉄下駄では数千キロ、レーゼロは1万キロ以上走っていて、BORA 50 tubularはヒルクライム含め200キロほどの使用である。
重量
公称値は以下の通り。
-Bora One 50 ; 1265g
-Bora Ultra 50 ; 1215g
-レーゼロC17 ; 1518g
これだけ見ると、250~300g近く軽い。ここでタイヤ(CLは更にチューブも)含めた重さを計算してみる(どちらもレース使用想定のタイヤで計算)。
-レーゼロC17 1518g
-Continental GPTT 25C 190g
-Verdefine latex tube 50g
-合計1518g + 240g x 2 = 1998g
一方でBORAにチューブラータイヤを履くと、
-Bora One 50 1265g
-Vittoria Corsa G+ 25T 280g (実測294g)
-リムテープ 15g
-合計1265g + 310g x 2 = 1885g
なんと、その差が120g程度になってしまう。チューブラータイヤは重いのだ。ホイール+タイヤで120g違えば軽さを感じるだろうと思いきや、実はあまり感じなかった。鉄下駄からレーゼロに変えた時は、乗ってて明らかに重量差が分かり感動したものだが、今回は軽さに関する感動はない。
剛性
カンパのG3組、評判通り横剛性が低いようだ。これまでレーシングゼロを使っていて、意図せずにシューがリムを擦ったことは一度もないが、BORAだとこれが起きる。シューとリムのクリアランスの設定は、レーゼロを使っている時と全く同じ。カーブで車体を倒したときやダンシングで車体を倒したときに、BORAだとシューがリムにタッチする。少しクリアランスを広めに取ればシュータッチは解決ではある(写真は、シュータッチしないくらいまでクリアランスを広げた後)。
ちなみにフレームにホイールを付けた状態でホイールのリム部分を横から手で押すとリムがたわむが、レーゼロとBORAではそのたわみ度合いが全然違う。BORAは簡単にシューに触るまでリムがたわむが、レーゼロはそうはいかない。
シューのクリアランス広げてシュータッチしないようにしても、体感でも剛性がレーゼロより低いことは明らかである。これは好きずきなのだろうが、私はレーゼロのシャキッとしたレーシーな反応が好きだったので、漕いだ時のBORAの反応には少しがっかり。登坂もレーゼロほどはキレがない。
乗り心地
これは、剛性のせいなのかチューブラーのせいなのか、明らかにレーゼロより良い。
進み
ハブがいいのか、タイヤの転がりがいいのか、リムの空力がいいのか、ディープリムでスポークが短いぶん空力が良いのか知らないが、進みは良い。特に下り坂と平地で進みの良さを感じる。
ほぼ同じワット数でSTRAVA区間のタイムを計測してみた。8~10%の登り一辺倒の区間ではレーゼロの時とボラワンの時でタイムは殆ど変わらない。平地や下りを含む区間は、Bora Oneのほうが早いという結果に。登り専用のような超軽いホイールと比べるとまた違うのかもしれないが、すくなくともレーゼロ比較では登りも遅いわけではないようだ。体感としては登りではレーゼロのほうが進んでいるように感じるのだが、それは単にBora Oneだと平地と下りが早いぶん、登りが遅く感じるだけなのかもしれない。
ブレーキ
AC3が、いい仕事している。SWISS STOPのBlack Princeを使っているが、Dryコンディションだとアルミリムと同じくらい止まる。雨の日は乗っていないのでわからないし、まだ買ったばかりで大事に使いたいので、雨の日には使いたくない。
総じてどうかと言われると、進むのだが剛性面が好みではない。また普段よく使うレーゼロとの剛性感の違いが大きすぎて、普段の練習をレーゼロで、レースをBora Oneで、とやるとレース時に違和感が出る可能性が高い。スポークパタンから考えると、フルクラムのFulcrum Speedのほうが剛性は高いと思われ、そっちを買った方が私としては幸せになれたかもしれない。
重量
公称値は以下の通り。
-Bora One 50 ; 1265g
-Bora Ultra 50 ; 1215g
-レーゼロC17 ; 1518g
これだけ見ると、250~300g近く軽い。ここでタイヤ(CLは更にチューブも)含めた重さを計算してみる(どちらもレース使用想定のタイヤで計算)。
-レーゼロC17 1518g
-Continental GPTT 25C 190g
-Verdefine latex tube 50g
-合計1518g + 240g x 2 = 1998g
一方でBORAにチューブラータイヤを履くと、
-Bora One 50 1265g
-Vittoria Corsa G+ 25T 280g (実測294g)
-リムテープ 15g
-合計1265g + 310g x 2 = 1885g
なんと、その差が120g程度になってしまう。チューブラータイヤは重いのだ。ホイール+タイヤで120g違えば軽さを感じるだろうと思いきや、実はあまり感じなかった。鉄下駄からレーゼロに変えた時は、乗ってて明らかに重量差が分かり感動したものだが、今回は軽さに関する感動はない。
剛性
カンパのG3組、評判通り横剛性が低いようだ。これまでレーシングゼロを使っていて、意図せずにシューがリムを擦ったことは一度もないが、BORAだとこれが起きる。シューとリムのクリアランスの設定は、レーゼロを使っている時と全く同じ。カーブで車体を倒したときやダンシングで車体を倒したときに、BORAだとシューがリムにタッチする。少しクリアランスを広めに取ればシュータッチは解決ではある(写真は、シュータッチしないくらいまでクリアランスを広げた後)。
ちなみにフレームにホイールを付けた状態でホイールのリム部分を横から手で押すとリムがたわむが、レーゼロとBORAではそのたわみ度合いが全然違う。BORAは簡単にシューに触るまでリムがたわむが、レーゼロはそうはいかない。
シューのクリアランス広げてシュータッチしないようにしても、体感でも剛性がレーゼロより低いことは明らかである。これは好きずきなのだろうが、私はレーゼロのシャキッとしたレーシーな反応が好きだったので、漕いだ時のBORAの反応には少しがっかり。登坂もレーゼロほどはキレがない。
乗り心地
これは、剛性のせいなのかチューブラーのせいなのか、明らかにレーゼロより良い。
進み
ハブがいいのか、タイヤの転がりがいいのか、リムの空力がいいのか、ディープリムでスポークが短いぶん空力が良いのか知らないが、進みは良い。特に下り坂と平地で進みの良さを感じる。
ほぼ同じワット数でSTRAVA区間のタイムを計測してみた。8~10%の登り一辺倒の区間ではレーゼロの時とボラワンの時でタイムは殆ど変わらない。平地や下りを含む区間は、Bora Oneのほうが早いという結果に。登り専用のような超軽いホイールと比べるとまた違うのかもしれないが、すくなくともレーゼロ比較では登りも遅いわけではないようだ。体感としては登りではレーゼロのほうが進んでいるように感じるのだが、それは単にBora Oneだと平地と下りが早いぶん、登りが遅く感じるだけなのかもしれない。
ブレーキ
AC3が、いい仕事している。SWISS STOPのBlack Princeを使っているが、Dryコンディションだとアルミリムと同じくらい止まる。雨の日は乗っていないのでわからないし、まだ買ったばかりで大事に使いたいので、雨の日には使いたくない。
総じてどうかと言われると、進むのだが剛性面が好みではない。また普段よく使うレーゼロとの剛性感の違いが大きすぎて、普段の練習をレーゼロで、レースをBora Oneで、とやるとレース時に違和感が出る可能性が高い。スポークパタンから考えると、フルクラムのFulcrum Speedのほうが剛性は高いと思われ、そっちを買った方が私としては幸せになれたかもしれない。
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