WKO5導入しました

はじめに
パワトレのデータ解析が好きで、とうとうWKO5を導入してしまった。恐らく複数人の選手の面倒を見ているコーチが使うソフトのようにも思うのだが、独自の解析が多く自分のパフォーマンスと練習内容を振り返るのにも良いツールかと思い導入に踏み切った。

アプリの形式
金額は、買いきりの169ドル。サブスクではなく買い切りです。パソコンのアプリケーション版しかなく、スマホアプリは無いです。パソコンでインストーラーをダウンロードしてインストール。購入者は(昔のPCのアプリケーションでよくあった)シリアルコードが配布されるので、それを入力することでアプリをアクティベートする。アプリはちょっと動作が重い。データを多量に解析するからなんだと思う。

WKO5は、TrainingPeaks社が開発したソフトで、TrainingPeaksのプレミアムアカウントを持っていればデータアップロードなどスムーズである。詳しくは以下のリンクから本家の説明ページを参照。



解析項目
ものすごく多い。まず基本的なものとして、
  • Pmax – power maxですね。スプリント時に出せる最大のパワー。
  • Functional Reserve Capacity (FRC) – FTP以上の負荷でどの程度持続できるか。単位はジュール。FTP以上の負荷で減っていき、FTP以下の負荷で回復する。ゼロになると、FTP以上の「チカラがもう出ない~」状態になる。下記グラフ例では黄色がパワーでFTP設定は235w(薄いグレーの水平線)、紫の線がFRCである。FTP以上の負荷で減って、回復走の時にFRCが回復しているのが分かる。自分のFRCを知るだけでも、WKO5を購入した価値はある。

  • Modeled FTP (mFTP) – 推定FTPとでもいうべきか。一発のテストで出した値ではなく、過去のある一定の期間(指定できる)から算出したFTP。
  • Time to exhaustion (TTE) - mFTPで走った際に持続できる時間。FTPの定義とは何か問いたくなるが、WKOではそういう扱いらしい。
  • VO2MAX - 単位はmL/min/Kgで表示。もちろんVO2MAXパワー(こちらはワット表示)も出る。
  • CTL, ATL, TSB - パワトレの指標ですね。このあたりはTrainingPeaksや、他の解析でも出てきますね。
  • Power duration curve (PDC) - これもTrainingPeaksその他のアプリでも出ますね。WKO5では、PDCに対する有酸素と無酸素の寄与度も、それぞれ出てきます。例として下記にグラフを一つ。下記グラフの縦軸はパワー(W)で、横軸は時間。青の部分が無酸素系パワー、緑が有酸素系パワーの寄与度で、その総合が赤線のPDCとなる。

  • Optimized interval target - あるパワーゾーンを伸ばしたいと思った時に、どのような強度と長さとRepでインターバルを組むと良いかを自動算出し、表で示してくれる。便利。
などなどがあり、これらを時期指定(過去30日、過去90日、過去一年など)して、算出させることが出来る。

さいごに
本日紹介した以外にもたくさんの指標があるので、チュートリアルで勉強して別途記事にしたい。WKO5は、チュートリアルが動画で何本もあり、充実しているのもメリット(全部英語だけど)。

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