Rattlesnakeってどうなの?

はじめに
TrainerRoadのメニューであるRattlesnakeが、比較的負荷が少ない(疲労が残りにくい、クリアしやすい)メニューとして注目されている。実際やってみたので、その感想と効果に関しての考察をしてみたい。

メニューの具体的内容
WUから始まって、メインパートはFTP 140% 1分のブロックから始まり、Onが30秒レストが15秒のリピートが続く。OnはFTPの110~120%で、だんだんと負荷が下がっていく。Rattlesnake +1, +2となるにつれ、リピートの回数が増える。下記はRattlesnake +2の場合である。

Rattlesnake +2


実際にやってみて
FTP 140の部分は地味にキツい。たったの一分だけど、4セット目になるとかなりツラい。続くFTP 120%の部分は30秒と時間も短いし、レストも挟まるし、そんなにツラくはない。ただこれも、setを重ね疲労も溜まってケイデンスが上げれなくなると、だいぶツラくなる。
が、ツラくなると言っても、ゴルビーほどではない。ゴルビーはクリアできない日のほうが多いが、Rattlesnakeは基本的にはクリアできるメニューだと思う。

効果のほどは
数年前に流行ったCarson +2というメニューを覚えている人も多いと思う。SST (med)よりもツラくなく、効果は同等以上とのフレコミだったが、個人的にはCarson +2ではあまりFTPが伸びなかった。
それを考えると、VO2 Max領域もshort intervalに逃げずに、ゴルビーやらなければ効果は限定的なのかもと思っている(もしくはVO2 Max強度の3分On/3分Offのメニュー)。
が、FTP領域鍛えるのとVO2 Max領域を効果的に鍛えるのに効果的なインターバルのデザインは異なるかもしれない。実際に、五分のOn/Offのメニュー(ゴルビーのようなものと思う)よりも、Rattlesnakeのようなshort intervalのほうが、VO2 Max領域の向上には良いとする研究結果もあるようである。

最後に
向こう数か月はVO2 Max領域のトレーニングをRattlesnake一本に絞ってみようと思う。実際やってみて、メニューの有用性を確認するしかないかな。
ただ、メニューの難易度や疲れの残り方もゴルビーとは比較にならないので、Rattlesnakeなら毎日でもやれる。つまり、ある一定の期間でこなせるメニューの数は、「Rattlesnake > ゴルビー」なのは間違いない。このメリットを最大限に生かしてメニューをこなす回数を増やせば、ひょっとするとゴルビーよりも効果的に結果が出せるかもしれないとは思う。


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