Mt. 富士ヒルクライム2019 参戦(当日編)
スタート前
さて、前日編にも既に書いたのだが、当日は雨である。霧雨~小雨程度で、土砂降りと言う感じではない。写真でF組の待ち周辺の写真見てもらうと、その具合が少しわかるかもしれない。係員は全員雨合羽を着ているところを見ると理解いただけると思うが、やっぱり雨なのだ。雨の中アップしても、大会開始(選抜組のスタート)から自分のスタートまでは20分はある。結局そこで体も冷えるだろうということで、自転車に乗ってのアップはせずに、場所取ったらトイレと散歩。じっと待っているよりは、散歩でも体温維持には意味がある。散歩中に数枚写真を撮ってみたが、高級車展示場の様相を呈している。
そして、スタートゲートを確認。ここをくぐって、レースが始まるのかと思うと少し高揚する。
そうこうしているうちに、選抜コースのスタートである。写真と動画でどうぞ。
さてさて、いつ移動が始まっても良いように、自分の出走組の場所へスタンバイ。よく見ると、出走組の中で前方に場所を取っている選手は、ステムにタイム表を貼っている。おそらくシルバー狙いなのだろう。つまりこの人たちに付いて行けば、トレインも上手く成立するかもしれないし、シルバー獲得もできるかもしれない。
レース開始~前半
「F」の立て看板を持ったオジサマが急に無言で歩き出した。スタートゲートまで移動だ。この時はアナウンスも何もない。選手のみんなもゾロゾロとついていく。ほとんどの人は場所取りの時の並びで付いて行くのだが、ここでいきなり割り込む輩も数名目撃した。前列から3列以内でそのような人が数名いるのだから、全体でみると結構いたのかもしれない。「F」組の選手は、着順ではなく個々のネットタイムに拘る人が多いと思われるが、そのこともあってか割り込みも生暖かい目で見つつ、トラブルめいたことはなかった。横を見ると女性選手。そうか、少なくとも今年の富士ヒルは選抜こそは男女で分かれているものの、それ以降はタイム別で分かれているだけで男女混成の出走組なのだ。スタート位置へ移動が終わり。号令を待つ。すでに心拍が120前後。号令が鳴り、あおるような大音量の音楽が鳴る。しかしこれに連られて踏みまくってはいけないのだ。タイム計測開始地点までは、アップ、ギア合わせ、ケイデンスの確認、その他諸々のことはやってもいいが、本気で踏んではいけないのだ。が、意外に周囲のペースが速い。ステムにタイム表を付けている人たちには付いて行きたく、仕方なく踏む。
最初の左折のカーブ(胎内交差点)で、地元の中学生か高校生だろうか、ブラスバンドの演奏をしてくれている。こんな雨の中朝早くから有難いことだ。あれ、ここの路面に計測チップを読み取るようなセンサーがある気がする。料金所が開始じゃないのか?路面にゴムのカバー被せている場所を通り過ぎながら、Garminのラップボタンを一応押す。料金所が計測開始地点なら、またそこでラップボタン押せばいいし。
料金所が近くなり、タイム計測開始地点っぽいものがあるかどうかを探す。が、なにもない。多分胎内交差点が開始地点だ。ここからは、心拍数とケイデンスとパワー、ラップ距離、ラップタイム、のみ見て進む。なお、私のタイム表はここのものを参考に作成した。
さて、ここからはツラくて楽しいヒルクライム。一合目下駐車場までは斜度を感じるものの、その後は平たんに近い部分もある。階段状とまではいかないがそれに近い感じで、カーブ近辺は斜度があり、直線はゆるゆる、と言うのが続く。この直線の部分でトレイン組んでると楽なのだと思う。しかし今日は雨。前車の上げるしぶきのせいで、後ろに付きにくい。アイウェアもしぶきがかかって視界が悪い。ほぼ単独行でレースが進む。
タイム的には序盤数キロは貯金があったが、7キロ地点で明確に借金状態。10キロ地点では、一分半以上の時間借金が出来てしまった。8~10キロ地点で、「今日は来年の試走」という至言を思いつく。しかしダラダラ行くとブロンズも危ぶまれるので、パワーと心拍をモニタしながらコンスタントに回し続ける。
参考までに、実績タイムと時間借金を計算したタイム表(前半)をはっておく。目標はシルバーでそれに対しての時間借金は赤字で示している。黒字は時間貯金。
斜度が緩んでからが時間負債が増えている。斜度が緩んだ時にスピードを上げ切れていないのだろう。最後までタレないように、パワーよりも心拍を指標にペース調整していた。高地と言うこともあり、FTPで踏み続けるには懸念があったからだ。
後半に続く。
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