Mt. 富士ヒルクライム2019 参戦(当日編 後半)

富士ヒル参戦レポ、当日編後半である(当日編前半はこちら前日編はこちらです)。
10キロ過ぎて、シルバーはほぼあきらめた。あとはできうる限りのタイムを残すのみで、タレない心拍数を維持して登り続ける。いかんせん水しぶきと霧雨で視界が悪い。アイウェアにも飛沫が付いて、あまり役に立たないどころか視界が悪くなるので途中で外した。周囲を見ると、時々ステムにタイム表を貼っている選手を見かける。ゼッケンを見ると私と同じ出走組。彼らもまたシルバーはあきらめたのだろう。

淡々と登っていると、山岳スプリット区間がやってきた。ちょっと斜度が上がる、といっても8%もないくらいかな。その後、ほぼ平坦になってみんなスピードが上がる。ここはさすがに、と言う感じでトレインを組みだす。しかしローテーション含めうまく回っているところはなさそう。雨天でタイヤが水しぶきを上げるせいで視界が悪くなりやすく、トレインにしては少し車間を開けていることも影響しているだろう。ここは速度にして40キロ以上は出す場所と思っていたが、40キロ以上で走ると自分が一番前になる。ここで足を温存しても仕方がないので、あまり考えずにそのまま前を曳きたいだけ曳く。

ほぼ平坦の区間が終わると、少し登りっぽくなってトンネルをくぐる。三つある。三つ目のトンネルを抜けると、すぐそこにゴールがある。ほぼ平坦の区間から先は、ずっと出せるだけのパワーを出していた気がする。ゴール後、クリートを外す時に足がつりそうになった。

そのまま誘導係に促されるように、荷物受け取りに並ぶ。難なく自分の荷物を受け取り、着替えテントへ。テント内で着替えるが、ウェアが濡れているので脱ぎにくいし、受け取った冬物のウェアにも袖を通しにくい。ビブも冬物に着替える。次から次に人が来るので、着替えたらさっさと下山列に並ぶ。記念に一枚だけ富士山っぽいところで、自転車の写真を撮っただけ。

予報では気温6度と言われていたが、雨も降っているし思った以上に寒い。持ってきた冬物ジャケットは5度対応のレインジャケットなんだけど、履いてる冬物ビブと冬物手袋が雨対応のモノじゃなかったのが痛い。長居しても体力奪われるだけだしなぁと思い、早々に下山。

下山していると、雨が強くなってきた。リムブレーキのカーボンホイール(BoraやFulcrum Speedなど)の選手も多いが、少なくとも私の周囲では十分に速度を落として下っていた。雨天時のカーボンホイールでも、ブレーキ面に加工がされているものであれば実用に耐えうるのかもしれない。

降りてきたら早々に帰宅準備して、近くの日帰り温泉へ。あったかい温泉につかって、乾いた服に着替えたら生き返った気がする。

さて、後半のタイム状況はこの通り。ストラバ読みで時間プロットしているので、実際のゴールタイムと少しズレがあるが、大きくは外れていない。

シルバー取るには、あと7分改善する必要がある。

今回のレースにおける平均出力は、197wだった。ケイデンスは69、心拍は163が平均だった。心拍の割にはパワーが出ていないし、パワーが出ていない割にはタイムがそこまで落ちていない。実はシルバー獲得にはPWR 4倍で75分回し続ける必要はないのではないか?

普段はこのコースに試走には来れないので、今回の富士ヒルは事実上来年の富士ヒルの試走である(だいぶ負け惜しみっぽいが)。コースプロファイルも分かったし、このコースで自分がタレないペース(心拍数)もだいたい分かった。

さぁ、本番まであと52週。どういうトレーニングを積みますかね。

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